【2026年版】オーストラリアの出国審査・税金払戻し(TRS)の手続き

最新情報に基づくオーストラリアの出国審査・税金払戻し(TRS)の手続きを、オーストラリア在住のスタッフが、オーストラリア出発時の流れに沿ってわかりやすく解説します。

オーストラリアの出国手続きはそれほど難しくありません。多くの国際空港では、セルフサービス型のSmartGate(スマートゲート)を使用して出国手続きを行い、その後に保安検査、TRS手続き、搭乗ゲートへ進みます。出国時に日本のような出国カードの記入は不要です。

それではオーストラリアの出国手続きを、順番を追って解説させていただきます。

目次:オーストラリアの出国手続き・税金払戻しの手続き(クリックで開閉)

オーストラリア出国手続きの流れ

空港で航空会社カウンターでチェックインの後、オーストラリア出国の手続き方法を、ステップごとに順番を追って説明させていただきます。

オーストラリアでは出国カードは廃止されており、パスポートと搭乗券のみでOKです。

他の国の空港同様、100mlを超える液体物、エアゾール、ジェル類の国際線機内持ち込みは禁止されています。

また、100ml以下の液体物、エアゾール、ジェル類は、透明な再封可能な袋に入れて、保安検査時に求められた場合はカバンから出して提示してください。各容器は100mlまたは100g以下で、袋は1人1袋が基本です。

Step 1

航空会社カウンターでチェックイン手続き後、「Departure」等の表示のある、出国審査場へ向かいます。

Step 2

出国審査は入国時にも利用した「SmartGate」、セルフサービス型の出国審査機を使います。

パスポートを機械に挿入しパスポートデータを読み取った後返却されます。

パスポートを受け取った後カメラを見て顔認証を行い、問題がなければゲートが開き、先へ進むことができます。

※出国時のSmartGateは、有効な機械読取式パスポートを持ち、自分で操作できる旅行者であれば利用できます。ただし、利用できない場合や係員の案内がある場合は、有人の出国審査カウンターへ進んでください。

Step 3

保安検査へ進みます。100mlを超える液体物、エアゾール、ジェル類は、原則として国際線の機内持ち込みができません。空港内の免税店で購入した液体物などは、保安上のルールに従い、封印された袋やレシートの提示が必要となる場合があります。購入時に店舗スタッフの案内に従ってください。

Step 4

身体検査および手荷物の保安検査を行います。ラップトップ・コンピューターは、カバンの中から出してX線の機械を通してください。

Step 5

税金払戻し手続き(TRS)を行う人は、「Tax Refund」または「TRS」の表示に従い、手続きカウンターへ行き払戻し手続きを行ってください。

Step 6

出発ゲート番号は搭乗券にも記載されていますが、変更になる場合もありますので、モニターで再度確認し、出発ゲートまで移動してください。

Step 7

飛行機への搭乗は小さい子供連れ、障がいのある方、ビジネスクラス乗客、そしてエコノミークラスの順番で搭乗が進んでいきます。混んでいる場合は、ゲートを通る際に、再度パスポートチェックがあるので、写真のページを開いておきましょう。

スマートゲートを使った出国手続き

SmartGateを使った出国手続きの流れを説明します。出国SmartGateは、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコースト、ケアンズ、ダーウィン、キャンベラ、アバロンなど、主要国際空港に設置されています。

  1. 出国審査エリアに入り、利用可能なSmartGateへ進んでください。
  2. パスポートの顔写真のあるページを開き、機械の案内に従って読み込ませてください。
  3. 読み込みが完了するとパスポートが返却されますので受け取ってください。
  4. ゲート内でカメラを見つめ、顔認証が完了するのを待ちます。
  5. 認証に成功するとゲートが開き、保安検査場へ進めます。

SmartGateで手続きできない場合、または係員から案内された場合は、有人の出国審査カウンターで手続きを行います。

オーストラリア税金払戻し(TRS)の手続き

TRS(ティーアールエス)とは「Tourist Refund Scheme」の頭文字をとった略称、「旅行者払戻制度」のことです。

オーストラリア出国の際に、オーストラリア国内で購入した物品にかかっていたGST(消費税10%)、WET(ワイン平衡税14.5%)の払戻しを申請できる制度です。

旅行者が出国時に本人が携行してオーストラリア国外に持ち出す物品が対象です。オーストラリア国内で消費されるサービス、消費済みの物品、別送品、危険物、たばこ類などは対象外となります。

つまりオプショナルツアー、ホテル代などは、オーストラリア国内で「消費されてしまう」サービスなので、払戻しの対象外となります。

洋服、カバン、カメラ、時計などは、オーストラリア国内で購入後に使用を開始していても、出国時に本人が携行して持ち出し、係員に提示できれば払戻し対象となる場合があります。

TRSの払戻額

TRSによるGSTの払戻し金額は、GST込み購入金額の1/11です。GSTは商品価格に10%上乗せされているため、税込価格そのものの10%ではなく、税込価格を11で割った金額がGST相当額になります。

例)$550のカバンを買った場合・・$550を11で割った$50がGSTの払戻し金額です。

ワインを購入した場合は、GSTに加えてWET(ワイン平衡税)の払戻しを申請できる場合があります。ただし、ビール、蒸留酒、たばこ類はTRSの対象外です。

TRSの適用条件

TRSを申請できる適用条件は下記の通りです。

  • オーストラリア出国前60日以内に購入されたもの
  • 同じABN番号(オーストラリア事業者番号)を持つ事業者から、合計$300以上(GSTを含む)の対象物品を購入していること
  • 英語で書かれた有効なTAX INVOICE(レシート)が発行されていること。$1,000以上のTax Invoiceには、パスポートと同じ購入者名が必要
  • 機内持ち込み荷物として持ち出し、係員に見せることができるもの(航空会社チェックイン前に税関事務所で所定の手続きを行って預け荷物に入れたものを除く)
  • 出国までに消費されてしまうサービス、物品でないこと
  • 免税品など、GST非課税の物品でないこと
  • たばこ類、ビール、蒸留酒などの対象外品でないこと(ワインは条件を満たせばWETの払戻し対象になる場合があります)
  • 別送品でないこと
  • 飛行機の出発予定時刻30分前までにTRSカウンターでの手続きを終えること(クルーズ船の場合港の出発予定の1~4時間前)

TRSで払戻しを受けた物品を後日オーストラリアへ持ち戻る場合は、入国時に申告が必要となり、免税範囲を超える場合はGST/WETや関税等の支払いが必要になることがあります。

TRSのさらに詳しい手続きの方法は、下のページをご覧ください。

オーストラリアの入国・出国手続き

オーストラリア入国手続き

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