【2024年版】オーストラリアの入国審査・税関の手続き

最新にアップデートされたオーストラリアの入国審査・税関の手続きの方法を、オーストラリア在住のスタッフが、オーストラリアを初めて訪れる人でも迷わず入国できるように、入国手続き方法詳をわかりやすく解説します。

オーストラリアの機内で配られる入国カード正しい書き方、入国時の税関申告、望地込みの禁止品、そして到着後の入国手続きをステップバイステップで、順序だてて説明していきます。

このページを読んでいただければ、オーストラリア旅行の最初の関門、入国手続きを不安に思う必要がなくなります

安心してオーストラリア旅行に出発してください♪

オーストラリアの観光ビザ、ETASの申請と取得

世界のほとんどの国へビザ(入国査証)なしで観光旅行にいける、「世界最強」とも言われる日本のパスポート。

そのような日本のパスポートでも、オーストラリアへの観光旅行には、「ETAS(イータス)」という観光ビザが必要になります。

オーストラリア出発前までに、余裕をもってETASの取得を済ませてください。ETASの申請と取得の方法は以下のページを参照してください。

オーストラリア入国手続きの流れ

オーストラリアの空港到着後、オーストラリアへの入国する為の手続き方法を、ステップバイステップ順番を追って説明します。

STEP 1 

オーストラリアに向かう飛行機の機内で、オーストラリアの入国カード(Incoming Passernger Card)が配られますので、飛行機を降りるまでに記入を済ませておいてください。

STEP 2

飛行機を降りた後、表示(IMMIGRATION、PASSPORT CONTROL等)に従い、入国審査場へ向かってください。

STEP 3

入国審査場に「ePassport Self-Service」、「SmartGate」などと表示されて、「スマートゲート(SmartGate)」と呼ばれる、セルフサービスの入国審査機があります。

シドニー、ブリスベン、メルボルン、アデレードの各空港では、降機したゲートから入国審査場に行く途中にもマートゲートが設置されています。

パスポートを挿入して、表示される画面の質問に答えていくと、チケットがプリントされて出てきます。そのチケットとパスポートを忘れずに受け取ってください。

※スマートゲートは16歳未満の子供は利用できません。家族に16歳未満の子供がいる場合は、スマートゲートを利用せず、有人の入国審査カウンターへ進んでください。

STEP 4

入国審査場にパスポートの顔写真と照合させるゲートがあります。そこに先ほどスマートゲートで発行されたチケットを挿入して照合を行ってください。

問題がなければゲートが開き、入国手続きは完了となります。荷物受け取り上(Baggage Claim)へ進みます。

STEP 5

モニターで搭乗した便の荷物が出てくるターンテーブルを確認、荷物を受け取ってください。

STEP 6

申告するものがない人は緑のランプと「Nothing Declare」と表示のある入り口(またはカウンター)へ、申告するものがある場合は赤のランプと「Goods to Declare」と表示のある入り口(またはカウンター)へ進んでください。

通常税関検査入り口の所に係員がいれば、入国カード(兼税関申告書)を見せてその係員の指示に従ってください。

申告するものがなく不審な点がない場合は、そのまま何も検査がなく通関でき出口にむかえることが多いです。

申告するものがある場合は、係員の指示に従い、スーツケースをX線に通す、探知犬による検査、あるいは荷物をカウンターに載せて、目視による検査など、ケースバイケースになります。

STEP 7

税関を抜けると到着ロビーに出ます。

パッケージツアーの場合は、ここで現地のガイドが名前、又はツアー名のボードを持って待っています。

個人旅行の場合は、空港内の案内表示に従って、タクシー、バス乗り場などへ。

オーストラリアの入国カードの書き方 

オーストラリアへ航空機で向かう場合、機内でオーストラリアの入国カード(INCOMING PASSERNGER CARD)が配られます。

オーストラリアの入国カードは、税関申告書も兼用となっています。

日本からの直行便を利用した場合は日本語の入国カードも配られますが、第三国を経由便を利用してオーストラリアに到着する場合は、英語の入国カードしかないのが普通です。

下の入国カードの記入例は日本語のものですが、英語のものも質問内容、順番などはまったく同じなので、下の日本語のものを参考に記入すればOKです。

オーストラリアの入国カード① パスポートと同じ姓 
② パスポートと同じ名前 
③ パスポート番号 
④ 搭乗便名(カンタス=QF、JAL=JL、ジェットスター=JQなどの搭乗券に載っています) 
⑤ 滞在先ホテルの住所(知人宅の場合はその住所等)※滞在先の住所はチェックしておくことをお勧めします!
⑥ 州(ニューサウスウェールズ=NSW、クイーンズランド=QLD、ビクトリア=VIC、西オーストラリア=WA、南オーストラリア=SA、ノーザンテリトリー=NT、キャンベラ=ACT) 
⑦ 1年以上滞在予定の方ははいにチェック。そうじゃない方はいいえにチェック。
⑧ 質問事項に当てはまらない場合はいいえにチェックしましょう。
⑨ パスポートと同じ署名
⑩ 記入日の日付
⑪ 質問事項に当てはまらない場合は全ていいえにチェックしましょう。
⑫ 滞在するホテル先の電話番号・住所・自分のE-mailアドレス
(知人宅の場合はその電話番号等を記入。)
⑬ 緊急連絡ができる相手の連絡先
⑭ 飛行機に搭乗した国。日本からの直行便ならJAPAN・経由なら経由した国を記入。
⑮ 職業の記入。(例 学生:STUDENT・主婦:HOUSEWIFE・会社員:OFFICE WORKER/OFFICE CLERK/COMPANY EMPLOYEE・医者DOCTOR・技師:ENGINEER・自営業:PROPRIETOR・無職:NONE )
⑯ パスポートに記載されている国籍を記入。国籍が日本ならJAPAN。
⑰ パスポートに記載されている生年月日を記入。
⑱ 渡航目的に応じてチェック。( 観光、ワーキングホリデーの場合はBにチェック。今わかってる大体の滞在期間を記入ご、自分の移住国と記入、目的にチェック。)

スマートゲートを使った入国手続き

スマートゲートは、オーストラリアの主要な空港で導入されている、セルフサービス型の出入国審査システムです。

「キオスク」と呼ばれるパスポートの読み取りと質問を表示して回答を求める機器と、「ゲート」と呼ばれる画像認識機能によってパスポートの顔写真と本人との照合を行う機器、2つの機器で構成されています。

スマートゲート対象旅客

  • 16歳以上であること
  • ICチップ入りの「eパスポート(ePassport)」を所持していること
    日本の旅券ではIC旅券と呼ばれるICチップ入りの旅券。現在も有効な旅券であれば全てこのIC旅券になっています。パスポートの表ページ下部にカメラのようなマークが記載されています。

スマートゲート対象国

入国時のスマートゲート使用方法

Step 1:キオスクの利用

キオスク(パスポート読取り機器)は、入国審査場に設置されています。シドニー、ブリスベン、メルボルン、アデレードの空港においては、降機したゲートから入国審査会場に向かう途中の通路にも設置されています。

  1. キオスクにパスポートを挿入します。
  2. 日本のパスポートの場合、言語が自動的に日本語になります。
  3. スクリーンに質問が表示されるので、それらに答えていきます。
  4. チケットがキオスクより発行されます。
  5. パスポートが返却されるのでパスポートを受け取ります。
Step 2:ゲートの利用

ゲート(キオスクで読み込んだパスポート写真との顔照合機器)は入国審査会場に設置されています。

  1. 利用可能なゲートへ進みます。
  2. キオスクで発行されたチケットをゲートに差し込みます。
  3. 斜め前方のカメラを見つめ、パスポートの顔写真との照合が完了するのを待ちます。
  4. 認証に成功するとチケットが返却され、受け取るとゲートが開き、荷物受け取り場へ進めます。

スマートゲート設置場所、キオスクの写真など、更に詳しい情報はこちらのページもご覧ください。

オーストラリアの税関検査

オーストラリアは固有の動植物が多く生息しているため、食品、動植物の持ち込みを厳しく制限しています。

「入国カードの質問に虚偽の回答」とは、たとえば「食品をオーストラリアに持ち込もうとしていますか?」の質問に、うっかりミカンを持っていたのに「いいえ」で印をつけてしまった場合、これも「虚偽の回答」と見なされ、うっかりで済まされずに罰金を払うことになります。

低リスクのものでA$626(約60,000円)、リスクの高い物の場合そのリスクの高さにより、A$1.878(約180,000円)、A$3756(約370,000円)の罰金が科されます。

持ち込めるかどうか、申告が必要かどうかが不明な場合は、とりあえず申告をして税関の職員にチェックしてもらいましょう。

ちゃんと申告をして結果持ち込み不可の場合、破棄を求められるか、送料本人負担で第三国に送り返す事を求められますが、罰金を科せられることはありません。

以前のオーストラリア税関の検査は、無申告の場合でもほとんどの到着者のスーツケースのX線検査、またはスーツケースを開けての目視検査を行っていて、大変時間がかかる厳しいものでした

現在は主要空港において日本からの到着便に関しては、無申告の場合はそのまま通関、申告するものがあっても特に不審な点がなければ、食品くらいであれば口頭による申告、探知犬による検査だけで済み、スーツケースを開ける目視検査は滅多に行われていないようになっています。

オーストラリア入国時の免税範囲

オーストラリアに入国する際には、下記の範囲で免税となります。

  • 合計額900豪ドル以下(18歳未満の旅行者の場合は合計額450豪ドル以下)の物品(カメラ、電子機器、香水、皮革製品、宝飾品、腕時計、スポーツ用品など。ただしアルコール、タバコは含まない)
  • アルコール飲料2.25リットルまで (18歳以上の旅行者)
  • 紙巻タバコ25本、または葉巻及び紙巻以外のタバコ製品であれば25gまで(18歳以上の旅行者
  • 新品の衣料、履物、衛生・化粧用品など大部分の身の回り品。
  • 個人的な物品(12ヶ月以上所有し、本人が使用しているもの)

注意

  1. 贈答品 (所持者が贈り物として受け取った物か、これから他の人に贈る物かを問わず)は、900豪ドル(18歳未満の旅行者は450豪ドル)の免税限度額に含まれます。
  2. 同一家族構成員が一緒に旅行する場合には、各人の免税限度額を合算することができます。
  3. ラップトップ・コンピューターその他の類似の製品は、オーストラリア出発時に持ち帰る場合は免税となります。
  4. 上記はオーストラリア関税局のWEBサイトより一部抜粋、加筆をさせていただきました。

オーストラリアの入国・出国手続き

オーストラリア入国手続き

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