オーストラリアのコロナウィルス最新情報(2022年12月4日更新)

オーストラリアにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に起因する、旅行者が知っておくべき行動制限、観光施設、飲食店、商店のオープンなどの最新情報を、オーストラリア在住のスタッフがお届けします。

2022年10月14日より感染者の自己隔離不要に

オーストラリア連邦政府は、、新型コロナ感染者に求めていた5日間の自己隔離を、2022年10月14日より不要とする方針を発表しました。

従来の新型コロナ感染者に対して義務付けられていた自己隔離期間は7日間でしたが、2022年9月9日に5日間に短縮されていました。

ただし、各州・準州無内で新型コロナ感染者の自己隔離義務を含む公衆衛生規則を制定・実施するのは、各州・準州政府によって行われており、実際に自己隔離が不要になるかどうかは、各州・準州により異なります。

現時点では、まだどの州・準州も感染者の隔離免除を発表していません。

オーストラリアの全州・準州において、5日間の自己隔離義務が廃止されました。

2022年月7月6日よりワクチン未接種者の入国も可能に

オーストラリア国外からの入国する旅行者に対し、特別な理由がある場合を除いて、原則新型コロナウィルス感染症のワクチン接種を完了していることを入国許可の条件としていました

オーストラリア政府は、2022年7月6日よりこのワクチン接種完了の入国条件を撤廃することを発表しました。

この日よりワクチン接種を完了していない人も、特別な許可を得ることなく、オーストラリアへの入国が可能になります。

また、ワクチン接種記録の提出にも利用されていた、デジタル乗客宣言(DPD、Degital Passenger Declaration)も同日に廃止されました。

本情報の注意事項

オーストラリアでは連邦政府が国境に関する規制、及びオーストラリア国内の大枠の制限を決め、各州政府が更に細かい制限を決定します。

オーストラリア連邦政府と各州の政府とで同じ事柄に対して異なる制限がある場合、州政府の決めた制限が優先されます。

オーストラリア国内感染者数

オーストラリア全土における新規感染者数は、9月に入って1万にを割り込み、10月以降5千人前後で推移していましたが、11月に入り増加傾向に転じています。

11月23日~12月4日の7日間

平均1日あたり感染者数 前週との比較
全オーストラリア 14,346 +20.0%
ACT 300 +35.3%
NSW 5,206 +21.6%
NT 95 +113.9%
QLD 1,441 +12.9%
SA 1,379 +11.4%
TAS 514 +46.4%
VIC 3,784 +22.2%
WA 1,627 +12.8%
短縮表示の州名 州名 主な都市
ACT オーストラリア首都特別区 キャンベラ
NSW ニューサウスウェールズ州 シドニー
NT ノーザンテリトリー準州 エアーズロック、アリススプリングス、ダーウィン
QLD クイーンズランド州 ゴールドコースト、ブリスベン、ケアンズ、ハミルトン島
VIC ビクトリア州 メルボルン
SA 南オーストラリア州 アデレード
TAS タスマニア州 ホバート、ロンセストン
WA 西オーストラリア州 パース

オーストラリア各州で実施されている州境制限

オーストラリアには6つの州と2つの準州からなる連邦国家であり、各州・準州政府が強い権限を持っています。

オーストラリアの国としての入国可能条件に追加して、入国するその州・準州政府が追加の条件を実施することがあります。

州・準州ごとの到着後隔離・検査義務

下記の州境移動の制限は、空路で到着するワクチン接種完了者に対する制限内容となり、陸路での入州、ワクチン接種を完了していない人に対しては、別途制限があります。

何れの州もオーストラリア連邦政府の定めた、オーストラリア入国条件を満たした上での、追加の入国条件、行動制限となります。

2022年6月まで、州によって到着24時間以内に迅速抗原検査(RAT検査)を行って陰性結果を得るまでは自宅、宿泊施設で待機の制限が必要でしたが、現在は全ての州・準州において不要となっています。

州・準州 国内・海外 ワクチン接種完了者に対す到着後検査義務
NSW 国内から到着
  • 到着後検査義務なし
海外から到着
  • 到着後検査義務なし
VIC 国内から到着
  • 到着後検査義務なし
海外から到着
  • 到着後検査義務なし
QLD 国内から到着
  • 到着後検査義務なし
海外から到着
  • 到着後検査義務なし
WA 国内から到着
  • 到着後検査義務なし
海外から到着
  • 到着後検査義務なし
TAS 国内から到着
  • 到着後検査義務なし
海外から到着
  • 到着後検査義務なし
SA 国内から到着
  • 到着後検査義務なし
海外から到着
  • 到着後検査義務なし
NT 国内から到着
  • 到着後検査義務なし
海外から到着
  • 到着後検査義務なし
ACT 国内から到着
  • 到着後検査義務なし
海外から到着
  • 到着後検査義務なし

オーストラリア出入国制限、緩和・解除

2021年12月15日より、ワクチン接種を完了した日本国籍者は、オーストラリアに入国することが可能になりました。

オーストラリアに入国が可能になるのは一部の州に限られますが、観光目的での短期旅行も含まれます。

オーストラリアは2020年3月20日21時以降、新型コロナウィルスの国内への侵入を防ぐ為国境を閉鎖し、原則オーストラリア市民、永住者、及び特別な許可を得た人以外の入国を認めていませんでした。

2021年8月にオーストラリア政府は「オーストラリアの全国COVID-19対応を移行する国家計画」を発表、従来の事実上のコロナゼロ戦略からコロナとの共生に戦略を転換、ワクチン接種率が80%を超えたフェーズCより一部の国・地域に対し国境を開放するというロードマップを示し、国境の再開への期待が高まっていました。

オーストラリアの入国が可能にはなりますが、コロナ前には無かった入国条件、新たな手続が必要になります。オーストラリアの国境再開に関する詳しい情報は、以下の記事をご覧ください。

オーストラリアにおけるマスク事情

米国、ヨーロッパの各国でも新型コロナウィルスの感染防止にマスク着用の推奨が行われ、多くの国では外出時のマスク着用の義務化も行われてきています。

オーストラリア連邦政府保健局がマスクの着用は新型コロナウィルスの感染予防策として、社会的距離の確保、頻繁な手洗いの実施、消毒液の使用などを推奨し、マスク着用は推奨していなかったこともあり、オーストラリアではマスクを着用している人はほとんど見られませんでした。

8月2日より感染が急拡大しているメルボルンのあるビクトリア州では、州内全域でマスクの着用を義務付けが実施され、オーストラリアにおいても徐々にマスク着用に対する事情も変わってきています。

隣接するニューサウスウェールズ州のシドニーでも公共交通機関やスーパーマーケット等でのマスク着用の推奨が州政府より発表され、シドニー近郊でもクラスター発生が続いていることもあり、マスクの着用者が8月になってから増えてきています。

それでもシドニー市内ではバス、電車などの車内でも30-40%程度とかなり増加しましたが、屋外では人が多い所でも10-20%程度にとどまります。

他の地域、及び他州では新規感染者数がゼロ、または1-2名が続き、感染の拡大となっていないこともあり、マスクを着用している人を見ることは稀です。

オーストラリアでは新型コロナウィルスの対策として、マスク着用が進まない理由として考えられるのは以下の通りです。

  1. マスクを付ける習慣がない
  2. 政府関係機関からコロナ対策として推奨されていなかった
  3. 一般用マスクを売っていない。売っていても高い
  4. 国内における感染リスクは少ないと考える人が多い(メルボルン、シドニーを除く)
  5. マスク無しでコロナ封じ込めに成功している(メルボルン、シドニーを除く)

マスクを付ける習慣がない

米国、ヨーロッパ諸国と同じように、オーストラリアでは病人でもない限り、マスクを付けるという習慣はありません。

連邦政府保健局からコロナ対策として推奨されていなかった

連邦政府保健局の新型コロナウイルスの推奨防止策として、頻繁な手洗い、消毒液(サニタイザー)の使用、社会的距離の確保などが推奨されていますが、マスクの日常的な着用は推奨されていませんでした。

マスク着用はコロナウイルス感染症予防に大きな役割は果たさないと言う見解でしたが、7月31日に保健局の副医務官より、「コロナウイルス感染拡大を抑制するため、オーストラリア国民全員がマスクの着用を検討すべき」との発表がありました。

今後、オーストラリアでもマスク着用がスタンダードになって行く可能性があります。

一般用マスクを売っていない。売っていても高い。

シドニー、メルボルン以外の大手のドラッグストアでは、一般用の使い捨てマスクは売らているのを目にする機会はほぼありません。オーストラリアで販売されているマスクは、一部のドラッグストアで1枚5ドル(約380円)する主に医療従事者用の高機能マスク、ハードウェアショップ(金物屋)で粉塵対策の工事用マスクに限られています。

4月頃よりアジア系のスーパー、普段マスクを売っていないような商店で、日本で一時でまわった「ナゾノマスク」のようなマスクが、シドニー、メルボルンなどのアジア系住民の多い大都市では手に入るようになりましたが、その価格は1枚1.50ドルから2ドル(110円~150円)と高価なので気軽に使い捨てできません。

11月になってようやく大手スーパーやドラッグストアでも不織布マスクが販売されるようになってきました。シドニー市内の大手スーパー、コールスでは、10枚入りが2つで$19(1枚あたり$0.95、約72円)で販売されていました。

随分安くなりましたが、それでも日本と比較すると高額です。

国内における感染リスクは少ないと考える人が多い(メルボルン、シドニーを除く)

メルボルン、シドニーでは感染リスクが高くなってきていると考える人が増えてきています。その他の州、地域では、新規の感染者がゼロ、または1桁が続いているため、感染リスクが高いと考える人は多くありません。

マスク無しでコロナ封じ込めに成功している(メルボルン、シドニーを除く)

オーストラリアでは全国的にほぼ感染の封じ込めに成功したように見えていましたが、6月中旬に発生したビクトリア州のメルボルン及び周辺地域の感染拡大は、8月現在も続いています。

現時点では大規模感染拡大が続いているのはメルボルン及び近郊のみ、ビクトリア州の他の地域、及び他州では大規模な感染は発生していません。

シドニーのマスク

シドニー市内のハードウェア・ストアで販売されている不織布マスク。10枚入りが2つで$20なので、1枚あたり$1(約75円)。6月には同じようなものが10枚入りで$19.99、1枚あたり約2ドル(約150円)で売られていたので、約半額になりました。

シドニーのマスク

こちらは洗濯して再利用のできる布マスク。1枚入りが2つで$10、1枚$5(375円)。最近は不織布マスクより布マスクをしている人が多くなりましたが、市内の屋外でマスクをしている人は10%程度、7月から8月頃は着用率あがっていましたが、電車、バス等の交通公共機関内以外でのマスク着用率は下がってきています。

シドニーのスーパーで販売されているマスクシドニー市内の大手スーパー、コールスで販売されている不織布マスク。10枚入りが2つで$19なので、1枚あたり$0.95(約72円)。

シドニーのマスクシドニー市内から車で15分ほどの郊外にあるハードウェアショップ、Bunningsで販売されているマスク。各種大量に販売されており、不織布マスクが10枚入りで6ドル、1枚あたり$0.60(約45円)。

P2マスク(P2レスピレーター)

オーストラリアにおいては、高機能マスク(呼吸器保護具)の規格はP1/P2/P3の3種類あり、米国のN95にあたりほぼ同等の性能を有るのはP2マスク(P2レスピレーター)になります。このP2マスクがN95マスクとともに、新型コロナウィルスの治療にあたる医療従事者を中心に使用されています。

日本では一時期ほどの極端な供給不足は解消されましたが、現在も潤沢とは言えない為、日本政府、自治体などが一括としてN95マスクを買い上げ、新型コロナウィルスの治療にあたる医療用機関に配布行い、マスクの製造者・販売者に一般への販売自粛を要請しています。

その為、日本においてN95マスクを医療機関以外の一般の企業・個人が購入することは大変難しく、医療優先の観点からもN95マスクの購入は控えるべきと言えます。

しかしながら、新型コロナウィルスの解明が進むにつれて、普通のマスクをしていても「マイクロ飛沫」により感染が拡大することもある事が明らかになり、今後の需要拡大が予想されます。

今後の感染拡大の予防、特に介護施設などクラスターの発生が重大な結果を招く施設、ホテル・空港など比較的高リスクの環境で働く方、基礎疾患をお持ちの方などは、高い防御性能を持つ高機能マスク(レスピレーター)を使用した方が良い施設・企業・個人の方が、高機能マスクを購入できないという状態が、日本では長く続いています。

N95規格マスクの供給不足の解消、供給元となる国を多様する事により仕入国リスクの分散化、高機能マスクを必要とする企業・個人への供給に貢献できると考え、私たちはオーストラリアからの高機能マスクであるP2規格マスクの輸入を検討を開始しました。

オーストラリアでも高機能マスクは、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて輸出規制品の対象となっていますが、オーストラリア国内ではP2マスクの供給の不安が解消されていることから、マスク製造者であるAMD社(アドバンスド・メディカル・ディバイスイズ社)が政府より輸出許可を取得することができました。

私たちは初めてこのP2マスク(P2レスピレーター)を日本へ輸入し、日本国内で販売した事業者になります。同時にまだN95規格マスクと比較して認知度の低いP2規格マスクの政府・専門機関、医療機関、そして一般への認知度の向上に努めています。

ホームページ https://www.p2mask.jp/

「AMD P2レスピレーター」の製品に関するご質問、法人一括購入のお見積りなど、お気軽にお問い合わせください。(法人のお客様のお問い合わせはこちらからお願い致します)

COVIDSafeアプリ

2020年4月26日オーストラリア連邦首相府及び保健省より、コロナウイルス感染者との濃厚接触歴を記録する機能を持ったスマートフォン用アプリ「COVIDSafe」の立ち上げが発表される。このアプリのインストールは強制ではありません。

このアプリでは感染者との濃厚接触が判明した場合、アプリ利用者に対し、保険当局を通じ連絡が入る仕組みです。

5月8日の段階で540万ダウンロードを記録、これは14歳以上のスマートフォン保有者の29%相当します。

2020年7月22日追記

このアプリが6月からのビクトリア州のメルボルン及び周辺地域における感染再拡大、及びニューサウスウェールズ州のシドニー郊外のクラスター発生時に、まったく機能していなかったことが報道されました。

またこのアプリが現政権与党の進歩党に関連するソフト会社によって開発され、このアプリの広告に6400万ドル(約50億円)かけれたこともあわせて報道されています。

7月現在のアプリダウンロード数は約660万とあまり伸びていなく、人口比率で約26%です。

2021年4月9日追記

現在も提供されていますが、ほぼ利用されていない状態となっています。

オーストラリア・日本間の航空便運行状況

オーストラリアと日本を結ぶ、直行便の運航状況は下記の通りです。

約2年半にわたって運休していたジェットスター航空のケアンズ線が7月より、ゴールドコースト線が8月より運航が再開されました。

一応毎週何曜日とスケジュールは決まっていますが、実際には予約状況により間引きして運行されています。特に関西空港・ケアンズ線、成田空港・ゴールドコースト線では、多く発生しているようです。

航空会社 路線 運行状況
全日空 羽田・シドニー

週7便

日本航空 羽田・シドニー

シドニー発:月曜、火曜、木曜、土曜、日曜の週5便(10月以降:週7便)
羽田発:月曜、火曜、木曜、金曜、日曜の週5便(10月以降:週7便)

カンタス航空 羽田・シドニー 運休(2022年9月12日再開予定)
カンタス航空 関西・シドニー 運休(再開未定)
日本航空 成田・メルボルン メルボルン発:火曜、金曜、日曜の週3便
成田発:月曜、木曜、土曜の週3便
カンタス航空 羽田・メルボルン 運休(2022年10月31日再開予定)
カンタス航空 羽田・ブリスベン 運休(2022年10月30日再開予定)
ジェットスター航空 成田・ゴールドコースト ゴールドコースト発:火曜、木曜、日曜の週3便
ゴールドコースト発:火曜、木曜、日曜の週3便
ジェットスター航空 成田・ケアンズ ケアンズ発:月曜、火曜、水曜、金曜、土曜の週5便
成田発:月曜、火曜、水曜、金曜、土曜の週5便
※予約状況により間引き運行
ジェットスター航空 関西・ケアンズ ケアンズ発:月曜、木曜、金曜、日曜の週4便(10月12日より、水曜を加えた週5便)
関西発:月曜、木曜、金曜、日曜の週4便(10月12日より、水曜を加えた週5便
※予約状況により間引き運行
全日空 成田・パース 運休(再開未定)

オーストラリアの旅行手配

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