シンガポールの2大植物園に行こう!見所、行き方、営業時間など
シンガポールは、近代的なビル群と豊かな緑が調和した「City in Nature(自然の中の都市)」を目指す都市国家です。街路樹、公園、自然保護区、ウォーターフロントの庭園がよく整備されており、短い滞在でも緑に触れられる場所が多いのが魅力です。
なかでも旅行者に特におすすめしたいのが、世界遺産に登録された歴史あるシンガポール植物園と、マリーナ・ベイの未来的な庭園ガーデンズ・バイ・ザ・ベイです。どちらもシンガポールらしさを体感できる代表的な観光スポットですが、雰囲気も楽しみ方も大きく異なります。
この記事では、シンガポールの2大植物園の見どころ、行き方、営業時間、料金、効率のよい回り方を最新情報に基づいてご紹介します。
シンガポール植物園

シンガポール植物園 タングリン・ゲート
シンガポール植物園の概要
シンガポール植物園は、1859年に現在地で開園した歴史ある植物園です。2015年にはシンガポール初のユネスコ世界遺産に登録され、世界でも珍しい都市型の熱帯植物園として高く評価されています。
園内は広大で、スワン・レイク、シンフォニー・レイク、レイン・フォレスト、ラーニング・フォレスト、ギャロップ・エクステンション、ナショナル・オーキッド・ガーデンなど、見どころが点在しています。メインの植物園エリアは入場無料で、毎日早朝から深夜まで散策できます。
特に有名なのがナショナル・オーキッド・ガーデンです。シンガポールの国花であるランに関する展示が充実しており、各国の要人にちなんで名付けられたVIPオーキッドも見ることができます。ここだけは有料エリアですが、シンガポール植物園を訪れるならぜひ入場したいスポットです。
シンガポール植物園へのアクセス
MRT利用の場合:最も分かりやすいのは、MRTサークル線またはダウンタウン線のBotanic Gardens駅を利用し、ブキティマ・ゲートから入る方法です。駅から入口までは徒歩約3分で、電車でのアクセスに便利です。
タングリン側から入る場合:オーチャード方面からアクセスするなら、タクシーまたはバスでTanglin Gateを目指すと便利です。Napier駅(トムソン・イーストコースト線)からも近く、ナショナル・オーキッド・ガーデンやタングリン側の施設を訪れる際に使いやすい入口です。
タクシー利用の場合:園内が広いため、目的地に応じて「Tanglin Gate」「Tyersall Gate」「Nassim Gate」「Gallop Entrance」「Botanic Gardens MRT」など、具体的な入口名を伝えるのがおすすめです。
主な入口と使い分け
タングリン・ゲート(Tanglin Gate):スワン・レイク、バンド・スタンド、ヘリテージ・ミュージアム、CDLグリーン・ギャラリー、ボータニー・センターに近い入口です。
タイアサル・ゲート(Tyersall Gate):ナショナル・オーキッド・ガーデン、ジンジャー・ガーデン、ラーニング・フォレストに近い入口です。
ナッシム・ゲート(Nassim Gate):シンフォニー・レイク、パーム・バレー、レイン・フォレスト、ヒーリング・ガーデンなどを訪れる際に便利です。
ブキティマ・ゲート(Bukit Timah Gate):MRT Botanic Gardens駅に近く、ジェイコブ・バラス・チルドレンズ・ガーデン、エコ・ガーデン、エスノボタニー・ガーデン方面への入口です。
ギャロップ・エントランス(Gallop Entrance):ギャロップ・エクステンション、ボタニカル・アート・ギャラリー、COMOアドベンチャー・グローブ、Forest Discovery Centre @ OCBC Arboretum に近い入口です。

ブキティマ・ゲート
シンガポール植物園の見どころ
ナショナル・オーキッド・ガーデン
ナショナル・オーキッド・ガーデンは、シンガポール植物園最大の見どころです。熱帯の気候を生かしたランの展示が美しく、花好きでなくても楽しめる華やかなエリアです。
園内には、季節感をテーマにした展示、涼しい高地環境を再現した温室、VIPオーキッドなどがあり、写真スポットとしても人気です。シンガポール植物園を短時間で回る場合でも、ここだけは優先して訪れる価値があります。
営業時間:毎日08:30〜19:00(最終入場18:00)
入場料:大人 S$15、シニア S$3、学生 S$3、12歳未満無料(標準料金。居住者割引あり)

写真提供:シンガポール植物園公式サイト
スワン・レイク
スワン・レイクは、シンガポール植物園を代表する美しい池です。歴史ある景観と水辺の静けさが魅力で、タングリン・ゲートからの散策ルートに組み込みやすい場所です。
湖畔には彫刻や緑があり、早朝や夕方の散策にぴったりです。日中は暑くなるため、ゆっくり写真を撮るなら午前中がおすすめです。
営業時間:毎日05:00〜00:00
入場料:無料

写真提供:シンガポール植物園公式サイト
バンド・スタンド
バンド・スタンドは、1930年に建てられた八角形のガゼボです。現在は演奏に使われることは少ないものの、シンガポール植物園を象徴するフォトスポットとして人気があります。
周囲の美しい芝生と木々に囲まれたクラシックな景観は、都会の喧騒を忘れさせてくれます。タングリン側からナショナル・オーキッド・ガーデン方面へ歩く途中に立ち寄るのがおすすめです。
営業時間:毎日05:00〜00:00
入場料:無料

バンド・スタンド
ラーニング・フォレスト
ラーニング・フォレストは、熱帯雨林や湿地の生態系を学びながら歩けるエリアです。ケッペル・ディスカバリー湿地、SPH Walk of Giants、Botanist Boardwalkなどがあり、自然観察が好きな方におすすめです。
一部の高架歩道や湿地エリアは、野生生物の生息環境を守るため夜間に閉鎖されます。訪問は午前中から夕方までが安心です。
営業時間:07:00〜19:00(一部エリアは19:00〜翌07:00閉鎖)
入場料:無料
ギャロップ・エクステンション
ギャロップ・エクステンションは、シンガポール植物園の比較的新しい拡張エリアです。歴史的建築を活用したボタニカル・アート・ギャラリーや、子ども連れに人気のCOMOアドベンチャー・グローブ、Forest Discovery Centre @ OCBC Arboretum などがあり、以前の記事にはなかった新しい見どころとして加えたいエリアです。
中心部からは少し離れていますが、時間に余裕がある方、2回目以降の訪問の方、子ども連れの方には特におすすめです。
ヘリテージ・ミュージアムとギャラリー
シンガポール植物園には、歴史や植物画、民族植物学を学べる屋内施設もあります。暑さや雨を避けながら見学できるため、日中の休憩にも便利です。
SBGヘリテージ・ミュージアムは09:00〜18:00、毎月最終月曜日が休館。CDLグリーン・ギャラリーは09:00〜18:00、毎月最終火曜日が休館です。Centre for Ethnobotanyは09:00〜18:00、毎月最終水曜日が休館です。
カフェ&レストラン
シンガポール植物園内には、散策途中に立ち寄れるカフェやレストランがあります。朝の散歩後の朝食、ランチ、休憩に便利です。店舗ごとに営業時間が異なるため、目的のレストランがある場合は公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
タングリン側にはカジュアルに使いやすい店舗があり、植物園らしい落ち着いた雰囲気を楽しみながら食事ができます。
| 名称 | シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens) |
|---|---|
| 住所 | 1 Cluny Rd, Singapore 259569 (Google Map) |
| アクセス | MRT Botanic Gardens駅よりブキティマ・ゲートまで徒歩約3分 |
| 営業時間 |
毎日05:00〜00:00(各施設により異なる) |
| 料金 |
植物園内は無料(ナショナル・オーキッド・ガーデンは有料) |
| Web | https://www.nparks.gov.sg/sbg |
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの概要
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、マリーナ・ベイ地区にあるシンガポールを代表する近未来型の庭園です。2012年に開園し、スーパーツリー、巨大温室、季節の花の展示、夜のライトアップなどで知られています。
敷地は、ベイ・サウス・ガーデン、ベイ・イースト・ガーデン、ベイ・セントラル・ガーデンの3つで構成されます。旅行者が主に訪れるのは、フラワー・ドーム、クラウド・フォレスト、スーパーツリー・グローブが集まるベイ・サウス・ガーデンです。
屋外エリアの多くは無料で散策できますが、フラワー・ドーム、クラウド・フォレスト、フローラル・ファンタジー、OCBCスカイウェイ、スーパーツリー・オブザーバトリーなどは有料です。料金や展示内容は季節イベントにより変わることがあるため、訪問前に公式サイトで最新料金を確認するのがおすすめです。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイへのアクセス
MRT利用の場合:MRTベイフロント駅(Bayfront)で下車し、出口Bから地下リンクウェイを進み、ドラゴンフライ・ブリッジまたはメドウ・ブリッジを渡って入園します。
マリーナ・ベイ・サンズから徒歩の場合:ホテルまたはショッピングモール側からライオンズ・ブリッジを渡り、ベイフロント駅方面を経由してアクセスできます。マリーナ・ベイ・サンズ観光と組み合わせやすい立地です。
タクシー利用の場合:フラワー・ドームやクラウド・フォレストへ行く場合は、メイン・エントランスまたはベイフロント・プラザ側で降りると便利です。雨天時や高齢者連れの場合はタクシー利用が楽です。
園内の移動手段
園内は広いため、暑い時間帯や小さなお子様連れの場合は、シャトルサービスの利用が便利です。運行時間・料金は変更される場合があるため、当日の公式案内で確認してください。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの見どころ
フラワー・ドーム
フラワー・ドームは、涼しく乾燥した地中海性気候を再現した大型温室です。世界各地の植物が展示され、季節ごとに変わる花のディスプレイも大きな魅力です。
2026年5月26日〜6月21日には、青い花をテーマにしたBlue Beautiesが開催予定です。展示は季節ごとに変わるため、訪問時期に合わせて公式イベントカレンダーを確認するとよいでしょう。
営業時間:通常09:00〜21:00(最終入場は閉館前。メンテナンス日あり)
入場料:料金は展示・組み合わせチケットにより変動。フラワー・ドーム単体またはクラウド・フォレストとのセット券を公式サイトで確認してください。

フラワー・ドーム
クラウド・フォレスト
クラウド・フォレストは、霧に包まれた熱帯高地の世界を再現した温室です。高さ約35メートルの緑に覆われた山と、屋内の大きな滝が印象的です。
2026年現在は、特別展示Jurassic World: The Experienceが行われています。恐竜をテーマにした演出が加わっており、子ども連れや映画ファンにも人気です。展示内容は期間限定で変わる場合があります。
営業時間:通常09:00〜21:00(メンテナンス日あり)
入場料:クラウド・フォレスト単体またはフラワー・ドームとのセット券など、公式サイトの最新料金を確認してください。

クラウド・フォレスト
フローラル・ファンタジー
フローラル・ファンタジーは、花、アート、デジタル演出を組み合わせた屋内アトラクションです。フラワー・ドームやクラウド・フォレストより短時間で楽しみやすく、雨の日や暑い時間帯にも向いています。
2026年はMy Little Pony: Petals of Friendshipなど、キャラクターや季節展示と組み合わせた企画が行われています。展示テーマにより料金や営業時間が変わる場合があります。
営業時間:通常10:00〜21:00(展示により異なる場合あり)
入場料:大人 S$12、シニア S$8、子ども S$8 など、展示により異なる場合があります。

写真提供:ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ公式サイト
スーパーツリー・グローブ
スーパーツリー・グローブは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイを象徴する巨大な人工樹が並ぶエリアです。屋外から眺めるだけなら無料で、昼と夜でまったく違う雰囲気を楽しめます。
OCBCスカイウェイは、2本のスーパーツリーを結ぶ高さ約22メートル、全長128メートルの空中歩道です。マリーナ・ベイや温室を見渡せる人気スポットですが、悪天候時は安全のため一時閉鎖される場合があります。
OCBCスカイウェイ営業時間:毎日09:00〜21:00(最終入場20:30)
入場料:子ども S$7〜、大人料金は公式サイトをご確認ください。
スーパーツリー・オブザーバトリーは、最も高いスーパーツリーの上部にある展望スポットです。マリーナ・ベイ周辺を高い位置から眺めたい方におすすめです。
スーパーツリー・オブザーバトリー入場料:大人 S$10、シニア S$6、子ども S$6

OCBCスカイウェイ
ガーデン・ラプソディ・ショー
毎晩、スーパーツリー・グローブで開催される無料のライト&サウンドショーです。シンガポール旅行で夜に時間があるなら、ぜひ予定に入れたい定番イベントです。
開催時間:毎日19:45、20:45の2回
見学料金:無料(有料イベント開催時は一部エリアの入場条件が変わる場合あり)

ライトアップされたスーパーツリー
ボレアリス
Borealis(ボレアリス)は、スーパーツリー・グローブ周辺で行われる光と音の演出です。北極圏のオーロラをイメージした幻想的なショーで、2026年現在は土・日・月の20:00〜20:30に開催されています。
ガーデン・ラプソディと合わせて夜の時間帯に訪れると、無料で楽しめるライトアップを効率よく満喫できます。天候やイベントにより変更される場合があるため、当日の公式案内も確認しましょう。
| 名称 | ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay) |
|---|---|
| 住所 | 18 Marina Gardens Dr, Singapore 018953(Google Map) |
| アクセス | MRT Bayfront駅出口Bから徒歩 |
| 料金 | 屋外エリアは無料。有料アトラクションは施設・展示により異なる |
| Web | https://www.gardensbythebay.com.sg/ |
どちらに行くべき?目的別おすすめ
自然の中でゆっくり散歩したい方には、シンガポール植物園がおすすめです。入場無料エリアが広く、朝の散歩、ランチ、カフェ休憩を組み合わせると半日ゆっくり楽しめます。植物や歴史に興味がある方、落ち着いた雰囲気を好む方にも向いています。
短時間でシンガポールらしい写真を撮りたい方には、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイがおすすめです。マリーナ・ベイ・サンズと組み合わせやすく、夜のガーデン・ラプソディまで滞在すれば、昼と夜の両方の景色を楽しめます。
子ども連れなら、日中はシンガポール植物園のギャロップ・エクステンションやジェイコブ・バラス・チルドレンズ・ガーデン、夕方以降はガーデンズ・バイ・ザ・ベイのライトアップという組み合わせもおすすめです。
どちらも屋外を歩く時間が長くなるため、日中は帽子、日焼け止め、飲み物、雨具を用意しましょう。赤道近くのシンガポールでは、短時間のスコールがあるため、屋内施設やカフェをうまく組み合わせると快適に観光できます。
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