メルボルンからアデレードへ列車で移動|ザ・オーバーランドの時刻・料金・座席・予約方法完全ガイド

メルボルン(Melbourne)からアデレード(Adelaide)へは、飛行機や長距離バスのほか、ザ・オーバーランド(The Overland)を利用して列車だけで移動できます。メルボルンCBDのサザン・クロス駅から、アデレード市中心部の南西にあるアデレード・パークランズ・ターミナルまで、乗り換えなしで結ばれています。

2026年2月21日~12月31日の通常ダイヤでは、メルボルン発は月曜日と金曜日の週2便。どちらも8:05に出発し、月曜日は18:00、金曜日は18:05にアデレードへ到着します。所要時間は約10時間です。

ザ・オーバーランドは夜行列車ではなく、すべて日中に走る長距離列車です。座席は料金を抑えたレッド・スタンダード(Red Standard)と、食事込みで座席もゆったりしたレッド・プレミアム(Red Premium)の2種類があります。

メルボルンから西へ向かい、ジーロング郊外、アララット、ホーシャム、ボーダータウン、マレー・ブリッジなどを経て南オーストラリア州へ入ります。約828kmを昼間に走るため、飛行機では見られないビクトリア州西部と南オーストラリア州東部の景色を楽しめるのが魅力です。

この記事では、日本からの旅行者と在豪邦人向けに、2026年9月現在の公式情報をもとに、メルボルンからアデレードへザ・オーバーランドで移動する方法、時刻表、料金、予約、レッド・スタンダードとレッド・プレミアムの違い、食事、荷物、途中停車、アデレード到着後の移動、長距離バス・飛行機との比較まで詳しく紹介します。

メルボルン~アデレードを列車で移動する

メルボルンからアデレードまで、列車だけで行けますか?
はい。ザ・オーバーランドが月曜日と金曜日に運行しています。サザン・クロス駅からアデレード・パークランズ・ターミナルまで乗り換えなしです。

メルボルン~アデレードのザ・オーバーランドは、オーストラリア南部を東西に結ぶ歴史ある長距離列車です。

高速列車ではなく所要は約10時間ですが、メルボルンCBDから列車に乗り、車窓を楽しみながらアデレードまで移動できます。

毎日運行ではないので、飛行機やバスのように好きな曜日を選べるわけではありません。旅行日程を組む際は、まず月曜日または金曜日に移動できるかを確認するのがポイントです。

ザ・オーバーランドとは?

ザ・オーバーランドはメルボルンとアデレードを結ぶ昼行長距離列車です。

現在はジャーニー・ビヨンド(Journey Beyond)が運行し、ビクトリア州政府の支援も受けながら、州都間と沿線の地方都市を結んでいます。

走行距離は約828km。寝台列車ではなく、朝に出発して夕方に到着する1日完結型の列車旅です。

2026年通常時刻表

2026年2月21日~12月31日のメルボルン発アデレード行きは、月曜日と金曜日に運行します。

曜日メルボルン発アデレード着所要
月曜日8:0518:009時間55分
金曜日8:0518:0510時間

時刻は各駅の現地時刻です。メルボルンとアデレードには30分の時差があるため、時計上の発着時刻だけを見ると実際の経過時間が分かりにくい点に注意してください。

月曜日の列車

月曜日はサザン・クロス駅を8:05に出発し、ノース・ショア、アララット、スタウェル、ホーシャム、ディンブーラ、ニル、ボーダータウン、マレー・ブリッジを経て、18:00にアデレードへ到着します。

金曜日と比べてノース・ショア以降の途中駅発着時刻が少し異なります。

金曜日の列車

金曜日もメルボルンを8:05に出発しますが、途中駅の時刻が月曜日とは異なり、アデレード到着は18:05です。

週末にアデレード滞在を始めたい旅行者には使いやすい曜日ですが、連休やイベント時期は早めの予約をおすすめします。

走行ルート

サザン・クロス駅を出た列車はジーロング方面へ向かい、ノース・ショア駅を経てビクトリア州西部へ進みます。

その後、アララット、スタウェル、ホーシャム、ディンブーラ、ニルを経て州境を越え、南オーストラリア州のボーダータウン、マレー・ブリッジを通ってアデレードへ入ります。

グレート・オーシャン・ロード沿いを走る列車ではありません。内陸部を横断するルートです。

主な途中停車駅

停車駅月曜日金曜日
ノース・ショア(ジーロング)9:359:15
アララット11:3511:15
スタウェル12:0011:40
ホーシャム12:5113:00
ディンブーラ13:2013:28
ニル13:4713:55
ボーダータウン14:1114:21
マレー・ブリッジ16:1016:18
アデレード18:0018:05

途中駅での停車時間は短いため、観光目的で列車を降りることはできません。

メルボルン・サザン・クロス駅

出発駅はメルボルンCBD西側のサザン・クロス駅(Southern Cross Station)です。

所在地はコリンズ・ストリートとスペンサー・ストリートの角。メトロ・トレイン、V/ライン、トラム、空港バスなどが集まるメルボルンの主要ターミナルです。

発車ホームとチェックイン

ジャーニー・ビヨンドの公式案内では、ザ・オーバーランドは通常プラットフォーム2から発着します。

ホスピタリティ・スタッフは6:45頃から改札付近に配置され、乗客のチェックインは7:00頃から案内されます。

大きな荷物を預ける場合は、プラットフォーム2付近のラゲージ・ホールで手続きします。

何分前に行けばいい?

預け荷物の受付は6:00から開始し、出発30分前に締め切りとなります。

8:05発なので、預け荷物がある場合は7:35より前に手続きを終える必要があります。

初めて利用する旅行者なら、7:00~7:15頃を目安に駅へ着くと余裕があります。

予約方法

ザ・オーバーランドは全席予約制です。

ジャーニー・ビヨンドの公式サイトからオンライン予約できるほか、オーストラリア国内から1800 703 357、海外から+61 8 8213 4401へ電話して予約できます。

旅行日、乗車区間、レッド・スタンダードまたはレッド・プレミアムを選んで手配します。

ザ・オーバーランド公式ページ

2026年の運賃

2026年9月現在、メルボルン~アデレードの公式掲載料金は次の通りです。

運賃タイプレッド・スタンダードレッド・プレミアム
レッド・エブリデイ$225$375
レディ・レール$165$305

いずれも1名あたりの2026年掲載料金で、空席状況や条件により変わることがあります。

エブリデイとレディ・レール

レディ・レール(ReadyRail)は安い代わりに変更できないなど条件が厳しい運賃です。

エブリデイ運賃は変更時に手数料がかかるものの、レディ・レールより柔軟です。

旅行日が完全に確定しているならレディ・レール、変更の可能性があるなら条件を確認してエブリデイを選ぶとよいでしょう。

2つの座席クラス

ザ・オーバーランドにはレッド・スタンダードレッド・プレミアムの2クラスがあります。

項目レッド・スタンダードレッド・プレミアム
座席配置2列+2列2列+1列
1両の座席数60席36席
食事カフェで購入朝食・昼食・アフタヌーンティー込み
座席での食事あり
預け荷物20kg×2個30kg×2個
車内持込み10kg×1個10kg×1個

レッド・スタンダード

料金を抑えて鉄道移動を楽しみたい人向けのクラスです。

座席は2列+2列配置のリクライニングシートで、個別読書灯と十分な足元スペースがあります。

食事は運賃に含まれず、車内のカフェ828で必要な物を購入します。

レッド・プレミアム

レッド・プレミアムは2列+1列配置で、1両36席。スタンダードより座席数が少なく、足元にも余裕があります。

食事とノンアルコール飲料が含まれ、座席でのダイニングとトロリーサービスを利用できます。

約10時間の長旅なので、食事を含めてゆったり過ごしたい人には魅力のある選択肢です。

プレミアムの食事

レッド・プレミアムには朝食、昼食、アフタヌーンティーが含まれます。

コーヒー、ソフトドリンク、ジュースなども含まれ、座席で提供されます。

長距離列車で食事の時間を気にせず過ごせるのは、プレミアムの大きなメリットです。

カフェ828

ザ・オーバーランドには認可を受けたカフェ828(Café 828)が連結されています。

レッド・スタンダード利用者は、食事、軽食、飲み物を車内で購入できます。

レッド・プレミアム利用者もカフェ828へ行くことができます。

座席・リクライニング

どちらのクラスも寝台ではなく、日中用のリクライニングシートです。

ザ・オーバーランドは昼行列車なので、シドニー~メルボルンのXPTのような寝台コンパートメントはありません。

約10時間を座って過ごすため、座席のゆとりを重視する人はレッド・プレミアムも比較してください。

預け荷物

ザ・オーバーランドは、飛行機と比べても比較的多くの荷物を無料で預けられます。

クラス預け荷物
レッド・スタンダード20kgまで×2個
レッド・プレミアム30kgまで×2個

預け荷物は専用の荷物車に積まれ、乗車中は取り出せません。貴重品や薬などは車内持込み手荷物へ入れてください。

車内持込み手荷物

両クラスとも、1名につき10kgまでの小型手荷物1個を車内へ持ち込めます。

スマートフォン、財布、薬、カメラ、充電器、薄手の上着など、列車内で必要になる物はこちらへ入れておきましょう。

車椅子・アクセシビリティ

移動補助具や車椅子を利用する場合は、予約時にジャーニー・ビヨンドへ相談してください。

サザン・クロス駅ではトラベラーズ・エイド(Travellers Aid)による移動サポートも利用でき、事前予約が推奨されています。

車両や乗降方法には条件があるため、必要な補助内容を予約時に具体的に伝えることが大切です。

車内で快適に過ごすコツ

  • 10時間近い旅なので、薄手の上着を持つ
  • スマートフォンやタブレットを事前に充電する
  • モバイルバッテリーを用意する
  • 動画・音楽・電子書籍をオフライン保存する
  • スタンダード利用なら好みの軽食も用意する
  • 時々席を立って体を動かす
  • 預け荷物に必要品を入れない

メルボルンとアデレードの時差

アデレードはメルボルンより30分遅れています

冬の標準時でも夏時間中でも通常は30分差で、列車の時刻表は各駅の現地時刻で表示されています。

スマートフォンは自動で時刻が変わることが多いですが、到着時刻を人と約束する場合は「アデレード時間」であることを意識してください。

アデレードの到着駅

終点はアデレード・パークランズ・ターミナル(Adelaide Parklands Terminal)です。

アデレード駅(Adelaide Railway Station)とは別の場所なので注意してください。

ザ・ガン、インディアン・パシフィック、グレート・サザンなど、ジャーニー・ビヨンドの長距離列車もこのターミナルを利用します。

アデレード・パークランズ・ターミナル

所在地はリッチモンド・ロード、ケズウィック(Richmond Road, Keswick)で、ケズウィック・ターミナルとも呼ばれます。

アデレードCBDから約3km離れており、中心部の通常のアデレード駅とは徒歩で簡単に乗り換えられる距離ではありません。

大きな荷物がある場合は、タクシーや配車サービスを使うと分かりやすいでしょう。

到着後の市内移動

列車は18:00~18:05頃に到着するため、通常はそのままアデレード市内のホテルへ移動できます。

CBDまでは約3kmなので、2人以上やスーツケースがある旅行ではタクシー、ウーバーなどの配車サービスが便利です。

夕食の予約を入れる場合は、列車の遅延とターミナルからホテルまでの移動時間を考え、余裕を持った時間にしましょう。

遅延の可能性

約828kmを走る長距離列車なので、線路工事、信号、設備トラブル、悪天候などで遅延する可能性があります。

到着当日の夜に時間厳守のツアーや航空便を入れるような旅程は避けた方が安心です。

線路工事・代行バス

ザ・オーバーランドも線路工事の影響で運休や代行バスになることがあります。

2026年には8月31日のメルボルン発アデレード行きがコーチ代行となりました。また、8月最終週には大規模工事の影響でアララット経由となり、遅延の可能性が案内されました。

列車旅行そのものを目的にしている場合は、旅行直前に公式サイトのお知らせを確認してください。

車窓の見どころ

メルボルンを離れると都市部から農地へ景色が変わり、ビクトリア州西部の広い平原や町を眺めながら西へ進みます。

アララット、ホーシャム周辺を通り、さらに乾燥したマリー地域へ。南オーストラリア州に入るとボーダータウン、マレー・ブリッジを経てアデレードへ近づきます。

派手な観光列車の景観ではありませんが、オーストラリアの地方都市と農業地帯を昼間に横断できることがザ・オーバーランドらしい魅力です。

長距離バスとの比較

メルボルン~アデレードにはファイアフライ・エクスプレスの長距離バスもあります。

項目ザ・オーバーランド長距離バス
運行日月・金曜日毎日
所要約10時間約10時間前後
昼行ありあり
夜行なしあり
車内を歩く比較的しやすい休憩時以外は限定的
最安掲載例レディ・レール $165~$60~の場合あり

曜日の自由度と価格ならバスが有利ですが、列車旅を楽しみたい、車内で立って動ける方が楽という人にはザ・オーバーランドが向いています。

飛行機との比較

時間を最優先するなら飛行機が圧倒的に速く、メルボルン~アデレードの直行便は飛行時間約1時間20分前後です。

ザ・オーバーランド飛行機
約10時間飛行時間約1時間20分
サザン・クロス駅発メルボルン空港発
景色を楽しめる移動時間を大幅に短縮
荷物枠が大きいLCCは受託荷物別料金の場合あり
週2便多数の便

短期旅行なら飛行機、移動そのものを旅として楽しみたいならザ・オーバーランドという選び方になります。

レンタカーとの比較

メルボルン~アデレードは車でも移動できますが、直行でも約730km以上の長距離運転です。

グレート・オーシャン・ロードやグランピアンズを組み込むならレンタカーの自由度は高くなります。

一方、単純な都市間移動なら、運転せず座って過ごせる列車の方が楽に感じる人も多いでしょう。

ザ・オーバーランドの歴史

ザ・オーバーランドのルーツは1887年に運行を始めたインターコロニアル・エクスプレスにあります。

その後アデレード・エクスプレス、メルボルン・エクスプレスなどと呼ばれ、1926年に「ザ・オーバーランド」の名称になりました。

130年以上にわたりメルボルンとアデレードを結んできた、オーストラリアを代表する州間列車の一つです。

ザ・オーバーランドが向いている人

  • 列車旅行そのものを楽しみたい
  • メルボルンCBDから出発したい
  • 日中の車窓を楽しみたい
  • 長距離バスより列車の方が楽に感じる
  • 荷物が多い
  • 食事込みのゆったりした旅をしたい
  • 月曜日または金曜日に移動できる
  • 旅行日程に余裕がある

向いていないケース

ザ・オーバーランドは週2便しかないため、曜日を自由に選びたい人には不向きです。

また、移動時間を最優先する短期旅行では飛行機の方が圧倒的に効率的です。

宿泊費を節約するため夜行移動したい場合は、夜行列車がないため長距離バスの方が選択肢になります。

旅行プラン例

時間行動
6:45~7:15サザン・クロス駅へ到着、預け荷物のチェックイン
8:05ザ・オーバーランド出発
午前ジーロング郊外、アララット方面
ホーシャム、ディンブーラ、ニル方面
午後ボーダータウン、マレー・ブリッジ方面
18:00~18:05アデレード・パークランズ・ターミナル到着
タクシー・配車サービスでCBDのホテルへ

予約前チェックリスト

  • 旅行日が月曜日または金曜日か確認
  • レッド・スタンダードとレッド・プレミアムを比較
  • エブリデイとレディ・レールの変更条件を確認
  • 預け荷物の重量・個数を確認
  • サザン・クロス駅へ7時台に到着できるか確認
  • 線路工事・代行バス情報を確認
  • アデレード到着後のホテルまでの移動を確認
  • 予約確認書をスマートフォンに保存

メルボルン~アデレードの列車に関するよくある質問(FAQ)

メルボルンからアデレードまで列車で何時間かかりますか?

2026年の通常ダイヤでは約10時間です。月曜日は8:05発・18:00着、金曜日は8:05発・18:05着です。

ザ・オーバーランドは毎日運行していますか?

いいえ。2026年2月21日~12月31日のメルボルン発は月曜日と金曜日の週2便です。

メルボルンではどこから乗りますか?

メルボルンCBD西側のサザン・クロス駅から出発します。通常はプラットフォーム2を利用します。

アデレードではどこに着きますか?

アデレード・パークランズ・ターミナル(ケズウィック・ターミナル)です。CBD中心部のアデレード駅とは別の場所です。

寝台はありますか?

ありません。ザ・オーバーランドは昼行列車で、レッド・スタンダードとレッド・プレミアムのリクライニング座席を利用します。

レッド・プレミアムには食事が含まれますか?

はい。朝食、昼食、アフタヌーンティー、コーヒー、ソフトドリンク、ジュースなどが含まれます。

スーツケースは何個まで預けられますか?

レッド・スタンダードは20kgまで2個、レッド・プレミアムは30kgまで2個です。さらに両クラスとも10kgまでの小型手荷物1個を車内へ持ち込めます。

メルボルンとアデレードに時差はありますか?

はい。アデレードはメルボルンより30分遅れています。時刻表は各駅の現地時刻です。

列車がバスに変更されることはありますか?

あります。線路工事などにより列車がコーチへ変更される場合があります。旅行前にジャーニー・ビヨンドの最新運行情報を確認してください。

オーストラリアの旅行手配

トラベルドンキーでは、オーストラリア各都市のオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

オーストラリアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

オーストラリア旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いオーストラリア旅行になりますよ。

オーストラリアのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ

トラベルドンキーにお任せください!

トラベルドンキー

お得な現地発ツアーとアクティビティ

トラベルドンキーは、海外の各都市から出発・催行されるツアーを取り扱う、海外現地ツアー専門サイトです。

オプショナルツアーと一般的に呼ばれている、日本語ガイドの付く日帰りツアーの他、英語ガイドで行われるツアー、海外現地出発・解散の宿泊を伴う周遊小旅行、マリンスポーツ・乗馬・スカイダイビング等のアクティビティ等も取り扱っています。