【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑤ - 客車ホテルに泊まるアンダラ溶岩洞観光とサバンナランダー号の旅

ケアンズ近郊にはまだまだ日本の旅行者の皆さんには知られていな素敵な見どころがたくさんあります。

そんな見どころ、観光地を数回に分けてご紹介していきたいと思います。

5回目となる今回は「客車ホテルに泊まるアンダラ溶岩洞観光とサバンナランダー号の旅」です。

ケアンズから南西の内陸方面へ260km。

アウトバックの荒野の中に現れる森林地帯。

それがアンダラ火山国立公園です。

周囲は乾いたサバンナ地帯ですが、火山からの玄武岩土壌は様々な植物を育んでいます。

アンダラ溶岩洞とは?

「アンダラ」とは先住民族アボリジニの言葉で「long way長い道」という意味です。

約19万年前、巨大な火山がこの地で噴火しました。

勢いよく流れだした2万3千メガリットルもの溶岩流はやがて表面温度が下がり、流れの上層部だけが固まりました。

尚もその下を溶岩流は流れ続けましたが、溶岩の流出が止まった時、中が空洞になったチューブ状の溶岩洞が残りました。

溶岩洞は枝分かれし、いくつもの洞が残りました。

アンダラ溶岩洞は現存する、世界で最も長い溶岩洞のひとつです。

火山の噴火の面影は今も随所に見ることができます。

周囲から円形に50mの高さに盛り上がったカルカニ・クレーターでは火山の火口から噴出した火山岩片が堆積した噴石丘、つまり火口の淵を歩くことができます。

2.5kmのトレッキングコースは所要時間1.5時間で初心者向けとなっています。

アンダラ・エクスペリエンスとは?

アンダラ火山国立公園を効率よく、快適に観光するためのリゾート、そしてガイド付きツアーの出発地がこのアンダラ・エクスペリエンスです。

(注)改装工事のため2020年11月1日より2021年3月31日まで休業中となります。

国立公園名称 アンダラ火山国立公園 (Undara Volcanic National Park)
観光施設名 アンダラ・エクスペリエンス (Undara Experience)
運営会社 webサイト https://www.undara.com.au/

アンダラ・エクスペリエンスの歴史

アンダラ・エクスペリエンスはコリンズ家により設計、運営されています。

物語は1838年に英国のケントから7人の子供たちとシドニーへ渡ったウイリアムとエリザベスのコリンズ夫妻から始まります。

子供たちのうちトーマスとチャールズが1862年にクイーンズランド州へ移り住みます。

彼らはその後、5世代に渡って今なお続く畜産企業を設立します。

畜産業の繁栄と設立した会社の成功により一家は地元の名士として讃えられることになります。

移民第4世代のゲリー氏は1987年、一家の所有する土地にあった溶岩洞を観光名所へと開発する申請を出します。

この壮大な自然の造形を人々に荒らされるままにしておくのではなく、アンダラ溶岩洞を観光施設として整備・管理し、環境について考える場として運営することによってこの溶岩洞が人々に大切に保護され、その姿を変えることなく後世へ引き継がれていく最良の方法だと考えました。

1989年にはゲリー氏がマリーバ地区で廃車になったクイーンズランド鉄道の11両もの客車を見つけたことによりリゾートの代名詞とも言える「客車ホテル」という目玉が生まれました。

1990年には「客室」へ改装された客車たちがリゾートにデビュー。

現在はゲリー氏の息子、第5世代のブラム氏が跡を継ぎ、このリゾートを運営しています。

宿泊施設

アンダラ・エクスペリエンスには3種類の宿泊タイプのお部屋とキャンプ場があります。

パイオニア・ハット

いわゆるコテージのタイプのお部屋です。

バスルーム、エアコン、冷蔵庫、湯沸かしポットが付いており、プライベートのバルコニーもあります。

キングサイズのベッドがひとつとソファベッドがひとつ備え付けられています。

アウトバックのサバンナの中でも快適なご滞在をお楽しみいただけます。

キングサイズベッドはシングルベッド2つに分けて、ツインルームとして予約することも可能です。

2020年10月現在、宿泊料は一部屋一泊当たりA$195ドル/2名様、となっています。

レールウェイ・キャリッジ(列車の客車を改造したお部屋)

アンダラのリゾートの代名詞と言えばこの客車ホテル

レトロな客車を雰囲気そのままでホテルルームに改装したこのお部屋はオーストラリア観光大賞、クイーンズランド州観光大賞のそれぞれのユニーク宿泊施設部門賞をダブル受賞しています。

豪華さはありませんが、他ではあまり体験できない客車での宿泊。

少し小さめなお部屋ではありますが、インテリアもひとつひとつがレトロでかわいい雰囲気が出ています。

このタイプのお部屋にエアコンは付いていません。

アウトバックの虫の音色、木々の羽音に耳を傾けながらお休みください。

朝は鳥たちの美しいさえずりとともに目覚めることでしょう。

お部屋のタイプにはクイーンとツインがあります。

2020年10月現在、宿泊料は一部屋一泊当たりA$188ドル/2名様、となっています。

クイーンのお部屋の様子

列車の備え付けのような洗面台

シンプルなユニットバスの様子

スワッグ・テント・ビレッジ(常設テント)

アウトバックらしさを体験するならこのスワッグ・テントがおススメですね。

テントと言ってもベッドが備え付けられており、シーツ、ブランケット、枕、タオルが用意されています。

ツインタイプ、クオッド(4人用)タイプ、ファミリータイプの3タイプがあります。

ツインタイプはシングルベッドが2つあります。

4人用タイプはシングルベッドが4つあります。

ファミリータイプはダブルベッドがひとつとシングルベッドが2つあります。

すべてのタイプのスワッグ・テントに電源コンセントがあります。

さらに4人用テント及びファミリーテントにはキャンプキッチンもあればガス台や冷蔵庫、ピクニックテーブルもあります。

2020年10月現在、宿泊料は
ツイン・スワッグ・テントがA$80ドル/2名様、
4人用スワッグ・テント、ファミリー・スワッグ・テントが共にA$128/4名様となっています。

キャンプサイト

アンダラ・エクスペリエンスでは本格的なキャンプをすることも可能です。

キャンピングカーやモーターホーム向けの電源のあるサイトが38もあります。

またテントやキャンピングカー向けの電源のないサイトが26あります。

いくつかのサイトには火を焚くことができるファイヤー・ピット(焚火場)もあります。

2020年10月現在の料金は以下の通りです。

サイト区分

電源ありサイト

大人一泊あたり

A$19.50

子供一泊あたり

A$10.00

ファミリー(大人2名+子供2名)一泊あたり A$61.00
サイト区分

電源なしサイト

大人一泊あたり

A$17.00

子供一泊あたり

A$8.50

ファミリー(大人2名+子供2名)一泊あたり A$51.00

リゾートにはプールもあります

レストラン/ バー

人里離れたこのアンダラのリゾートでは朝、昼、晩の三食ともリゾート内でとる必要があります。

リゾートにはレストランもバーもあり、安心してご滞在を楽しむことができます。

Fetter’s Iron Pot Bistroフェッターズ・アイアン・ポット・ビストロ

オージー料理のダイニング・レストランです。

地元産ビーフのステーキ、極太のジョージタウン・ソーセージ、伝統的なコーン・ビーフなどオーストラリアの田舎料理を楽しむことできます。

デザートには「チョコレート・ヴォルケーノ(チョコレートの火山)」なんて言うメニューも。

ランチ、ディナーとも営業しているレストランです。

Saloon Car Barサルーン・カー・バー

列車の食堂車をイメージしたバーです。

ビール、ワイン、スピリッツ類からコーヒーまで楽しむことできます。

ランチ、ディナーに合わせて営業しています。

Bush Breakfastブッシュ・ブレックファースト

アウトバックの朝ごはんはレストランではなく、ブッシュの中でいただきます。

屋外のキャンプファイヤーでパンを直火トースト。

ソーセージ、ベーコン、目玉焼きをバーベキューで焼き、ベイクド・ビーンズの缶詰を温めお皿へ。

見どころは焚火にくべたヤカンをブンブン振り回して作るビリー・ティー。

遠心力を利用したプランジャーですね。

クッカバラ(ワライカワセミ)やマグパイなどの野鳥に囲まれながらの朝ごはんは気分爽快なこと間違いなしです。

豪快な直火焼きトースト

アウトバックと言えばこのビリーティー

立派なオージーブレックファストの出来上がり

アンダラ溶岩洞ガイド付きツアー

世界でも稀にみる保存状態の良いアンダラ溶岩洞はその状態を保護するため、洞内へ入れるのは専門の訓練を受けたサバンナ・ガイドが同行するガイド付きツアーのみとなっています。

アーチウェイ・エクスプローラー溶岩洞ツアー

巨大なアーチ型の玄武岩の入り口から溶岩洞の中へ探検するウォーキングツアーです。

リゾートからはバスで出発しますが、ひとたびバスを降りればもう目の前に壮大な自然の物語が。

洞内はボードウォークや階段があり、初心者向けのウォーキングコーストなっています。

尚、ベビーカー、車いすの方、足の不自由な方はご参加いただくことができません。

最大で3つの溶岩洞セクションを巡ります。

所要時間は約2時間となります。

11月から3月中旬の雨季の期間は同ツアーは催行されていません。

事前に催行状況を確認し、ご予約の上、お出かけください。

出発時間

毎日08:00am, 10:30am, 13:00pm

大人料金

おひとり様A$60.50

子供料金

おひとり様A$32.00

ファミリー(大人2名+子供4名まで)料金 A$185.00

2020年10月現在の料金です。

ウインド・トンネル・エクスプローラー

平らでない地面を歩き、岩を乗り越えて進む。

このツアーは中級レベルのウォーキングコースになっています。

ボードウォークや階段は整備されていません。

5歳未満のお子様、ベビーカー、車いすの方、足の不自由な方はご参加いただくことができません。

最大で3つの溶岩洞セクションを巡ります。

所要時間は約2時間となります。

4月から9月の間のみ同ツアーは催行されています。

事前に催行状況を確認し、ご予約の上、お出かけください。

出発時間

毎日08:00am, 10:30am, 13:00pm

大人料金

おひとり様A$60.50

子供料金

おひとり様A$32.00

ファミリー(大人2名+子供4名まで)料金 A$185.00

2020年10月現在の料金です。

ワイルドライフ・アット・サンセット・ツアー

溶岩洞と並ぶほどのアンダラのハイライトがこのワイルド・ライフ・アット・サンセット・ツアーです。

リゾートからバスで一路、サバンナの高台へ。

周囲360度に広がるサバンナの大地を眺めているとサバンナ・ガイドさんからスパークリングワインとチーズプラッターが。

ワイングラスを傾けながら地平線の彼方に沈む夕日に酔いしれます。

辺りが薄暗くなってきたら今度は溶岩洞の入り口で夜行性の野生動物観察が始まります。

灯りに照らし出された羽虫を追う無数の超小型のマイクロバット(ココウモリ)。

そのコウモリたちに誘われて木の枝に姿を現すパイソンやブラウン・ツリー・スネークなどの蛇たち。

広大な大地とそこに暮らす生き物たちをこれほど身近に感じられることは他ではないかもしれません。

所要時間は約2時間。

事前に催行状況を確認し、ご予約の上、お出かけください。

出発時間

毎日17:00pm – 18:00pmの間(季節により異なります)

大人料金

おひとり様A$60.00

子供料金

おひとり様A$30.00

2020年10月現在の料金です。

アクティビティー

アンダラ・エクスペリエンスでは無料で体験できるアクティビティーも用意されています。

ブッシュ・ウォーキング

トレッキングコースを巡りながら火山が織りなした岩山とどこまでも続くサバンナの大地のコントラストを楽しんでみませんか。

リゾート受付では無料でトレイルマップをお配りしており、季節ごとのワイルドフラワーや野生動物の見どころをご案内しています。

ほとんどのトレッキングコースは歩くのが容易な初級コースとなっていますが、いくつかのコースでは少し難易度の上がるアップダウンがあります。

ブラフ・ウォーク、ブラフ・サーキット

リゾートから南西にある花崗岩の小高い丘を登るトレッキングコースです。

緩やかな小渓谷を登り、西からその頂に迫ります。

丘の上からは木々に覆われた溶岩石の平野の素晴らしい景色を楽しむことができます。

断崖から同じコースでリゾートへ戻れば、約1.5km、所要時間25分のコースとなります。

またはそのまま100マイル・スワンプ・トレイルまで行ってからリゾートへ戻ると約3km、所要時間40分のコースとなります。

カルカニ・クレーター・リム・ウォーク

最初にご紹介した火山の火口のリム(淵)を歩くコースです。

溶岩の平原から火山の噴出口が見られ、そのまま上から溶岩洞を目で辿ることができます。

約2.5km、所要時間1.5時間の中級ウォーキング・登山コースです。

マウンテン・バイキング

広大なサバンナの大地をマウンテン・バイクで疾走してみませんか。

自転車の貸し出しはありません。

ご自身でマウンテンバイク、ヘルメットをご持参いただく必要がありますが、忘れられないアドベンチャーになること間違いなし。

ルックアウト(見晴台)や断崖までの上り路は傾斜のあるトラックとなっています。

フラット・ロック・サークル・ビュー・トラック

リゾートの中心から客車ホテルのエリアの抜け、100マイル・スワンプ(沼)の淵を北へ走ります。

フラット・ロックは平らな花崗岩でてっぺんには水により空いた穴がいくつもあります。

沼の淵にはしばしば水たまりが見られ、小鳥たちのオアシスとなっています。

フラット・ロックから沼の淵を抜け花崗岩の小丘を登るサークル・ビューからは360度の平原と遠くに火山円錐丘を見ることができます。

約8.6km、所要時間2.5時間の初級コースとなっています。

ロゼラ・プレイン・ルックアウト・トラック

リゾートからブッシュ・ブレックファースト会場を抜け、パイオニア・トラックをヘリテージ・ハットへ走ります。

アイアン・ポット・クリークを渡り、南西の低地へ抜けるとそこにはカルディアック・クライムの上り坂がジャンプアップ・ルックアウトまで続いています。

さらに一番西側まで進むとマクブライド火山領域の素晴らしい景色を望むロゼラ・プレイン・ルックアウトへ。

約12km、ウォーキングなら所要時間6時間で、上り坂や岩場のある中級コースとなります。

尚、マウンテンバイクでお出かけの際はリゾート受付でトレイルマップを受け取り、安全上の理由によりお名前とお帰りの予定時刻をご登録ください。

ラウンド・ザ・キャンプファイヤー

毎晩、ディナーの後にキャンプファイヤーを囲みサバンナ・ガイドによるカントリースタイルのエンターテイメントが行われます。

ギターに合わせてみんなで歌を歌ったり、アンダラであなたが見た景色について話をしてくれたりします。

11月から3月はこのアクティビティは休止となりますのでご注意ください。

サバンナランダー号の旅

ケアンズからアンダラ・エクスペリエンスへ行くには方法が3つあります。

車、バス、列車です。

レンタカーなど車を利用する場合、距離にして260km、所要時間にして4時間ほどの距離になります。

でももっとゆっくりアウトバックの景色を楽しむなら、往路は長距離バス、復路はこのサバンナランダーという列車を利用されることをお勧めいたします。

サバンナランダーは1963年に建造された2両編成のディーゼル列車です。

ケアンズとフォーサイス間の往復850kmの距離を週に一度、3月から11月の間だけ運行しています。

「銀色の弾丸」の異名はその形のみを指したもので、走行スピードは時速は30kmから40kmほどととてもゆっくり。

時には草原に列車を止めてティータイムを取ったり。

時には野生のエミューやカンガルーを見るためにまた列車を止めたり。

とにかくのんびりとした旅、というのがこのサバンナランダー号の旅です。

アンダラからケアンズへ向かうにはマウント・サプライズの駅からサバンナランダー号に乗り込みます。

木造のインテリアがレトロで温かい雰囲気を出しています。

列車にエアコンはありません。

窓から入り込むそよ風に顔をくすぐられながら、サバンナの草原の香りをご堪能ください。

動物たちとの遭遇の有無やティータイムの長さによりかなり前後するそうですが片道の所要時間はなんと10時間ほど。

列車にトイレはありますが、寝台車ではありません。

客車の中を自由に歩きながらともに旅をする他の乗客に話しかけてみましょう。

運転室はなく運転手さんはお客さんたちと同じ空間で列車を運転しています。

歴史や観光案内、そして時には乗客たちと冗談を交わしながら和気あいあいと列車は進みます。

途中、アルマデン、キュランダの各駅に停車し、終点がケアンズ・セントラル駅となります。

普段は飛行機の機上から眺めるだけのアウトバックを肌で直に感じてみるのはいかがでしょうか。

乾いたアウトバックの大地に佇むアルマデン駅

キュランダ駅もいつもと違う雰囲気になります

ケアンズから行ける近郊の観光地シリーズのその他の記事は下記よりご覧いただけます。

【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その① - チラゴー・マンガナ洞窟群国立公園:チラゴー洞窟群とチラゴー精錬所跡

【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その② - ティナルー湖とダンバラ国立自然公園

【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その③ - ハーバートン・ヒストリック・ビレッジと花の村・ヤンガバラ

【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その④ - インノット温泉とウインディ・ヒル・ウインドファーム

ケアンズの旅行手配

トラベルドンキーでは、ケアンズのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

ケアンズを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

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