【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その① - チラゴー・マンガナ洞窟群国立公園:チラゴー洞窟群とチラゴー精錬所跡

ケアンズの近郊には、まだまだ日本の旅行者の皆さんには知られていない素敵な見どころがたくさんあります。

そんな見どころ、観光地を数回に分けてご紹介していきたいと思います。

まず今回は、「チラゴー」です。

チラゴーはケアンズから西へ205km、1900年代初頭には豊富な鉱物資源により栄えた鉱山の町です。

1874年にジェームス・ヴェンチャー・ムリガンにより初めて探検されたこの地は、マリーバからの鉄道が完成した1901年より1943年までの40年あまり、北クイーンズランドの鉱物産業の栄枯盛衰を味わいました。

現在は数件のパブや雑貨屋が並ぶ小さな町となっており、文明の進化から取り残されたような寂れた佇まいを見せています。

最大の見どころは町の周囲にある大小様々な洞窟であり、そのうち5つは観光客が足を踏み入れることができるようになっています。

また、アーチウェイと呼ばれる巨石の頂にはマンガナ・アボリジナルアート・サイトがあり、オーストラリア先住民・アボリジニの壁画を見ることができます。

この壁画を含め「マンガナ考古学エリア」は2008年にクイーンズランド州遺産に指定されています。

また、同じく町のすぐそばにチラゴー精錬所の施設跡地があり、こちらもクイーンズランド州遺産に指定されています。

チラゴー・マンガナ洞窟群国立公園:チラゴー洞窟群とチラゴー精錬所跡

チラゴー洞窟群‐ガイド付きツアーの洞窟

現在、内部へ入場できる洞窟は5つとなっており、3つがレンジャーによる英語のガイド付きツアーで観光できる入場有料の洞窟、2つが「セルフガイドツアー」と呼ばれる自分たちで自由に入場できる無料の洞窟となっています。

ガイド付きツアーのチケット購入

ガイド付きツアーは事前予約が必要で、チラゴーの町にある「ザ・ハブ(The Hub)」と呼ばれるインフォメーションセンターにてチケットをお買い求めいただけます。

ツアーは人数に制限がありますので、お早目の予約、チケット購入をお勧めいたします。

チケット窓口 ザ・ハブ (Chillagoe Hub Information Centre)
住所 21–23 Queen Street, Chillagoe QLD 4871(地図
電話番号 +61 (07) 4094 7111
営業時間 朝08:00am~午後15:30pm(12月25日休業)
Eメールアドレス(英語対応のみ) ChillagoeCaveBooking@des.qld.gov.au
webサイト https://parks.des.qld.gov.au/parks/chillagoe-caves/about#tourism_information_links

ガイド付きツアー・ツアー代金

料金は洞窟ひとつ入場につきいくら、という具合になっています(以下料金は2020年7月現在)。

入場1か所の場合

大人 A$29.70
幼児(4歳未満) 無料
子供(4歳以上14歳以下) A$14.75
家族料金(大人2名+子供2名) A$74.55

入場2か所の場合

大人 A$47.40
幼児(4歳未満) 無料
子供(4歳以上14歳以下) A$24.30
家族料金(大人2名+子供2名) A$120.50

入場3か所の場合

大人 A$59.65
幼児(4歳未満) 無料
子供(4歳以上14歳以下) A$30.45
家族料金(大人2名+子供2名) A$149.70

ドナ洞窟(Donna Cave// 歩行距離:830m、歩行難易度:中級)

鍾乳洞が織りなす円柱や方解石の形が聖母マリアの姿をしている、とされている美しい洞窟です。

ライトに映し出された影は上向き加減な聖母マリア

約440歩を要するガイド付きツアーでは、33もの梯子を上り下りします。

場内はライトの明かりが設置されていますが、レンジャーにより懐中電灯の無料貸し出しもあります。

ガイド付きツアーは毎朝09:00amスタート、約1時間の行程となります。

トレツキン洞窟(Trezkinn Cave// 歩行距離:835m、歩行難易度:中級)

石灰岩でできた洞窟内部ではシャンデリアのような形をした壮大な鍾乳石が入場者を出迎えてくれます。

約520歩を要するガイド付きツアーでは、45もの梯子を上り下りします。

場内はライトの明かりが設置されていますが、レンジャーにより懐中電灯の無料貸し出しもあります。

ガイド付きツアーは毎朝11:00amスタート、30分から45分の行程となります。

ロイヤル・アーチ洞窟 (Royal Arch Cave// 歩行距離:1.3km、歩行難易度:初級)

11もの洞窟の支流を有するチラゴー・マンガナ洞窟群国立公園内で最大の洞窟です。

石灰石の織りなす造形や古代の海洋生物の化石を見ることができ、またフィグツリー(イチジクの木)の根が地上から伸びてきていたり、マイクロバットと呼ばれる小型のコウモリが飛び交っていたりと洞窟が育む生命を感じることもできます。

約385歩を要するガイド付きツアーでは、中腰で数メートル歩くことが必要になる場合もあります。

レンジャーによる懐中電灯の無料貸し出しがあります。

ガイド付きツアーは午後13:30pmスタート、約1時間30分の行程となります。

チラゴー洞窟群‐自由に入場できる無料の洞窟

無料で入場できる洞窟にはいつでも自由に訪れることができますが、安全のため以下のルールを守る必要があります。

・必ず同行者を伴い2人以上で洞窟へ入ること。懐中電灯も2つ以上用意すること。

・ホテルのフロントや友人など、洞窟へ同行しない第三者へ出発時間・帰着時間を含めた予定を知らせておくこと。

・足元が不安定な所、平らではない、または坂になっているような場所、そして特に濡れている足場などには細心の注意を払うこと。

・水を携帯し、帽子や歩きやすい運動靴を着用し、涼しい時間帯を選んで来訪すること。

・子連れの場合には、子供から絶えず目を離さないこと。

・虫刺され、引っ掻き傷に備え、肌を守る服装を心掛け、虫除けなど対策をとること。

ポンペイ洞窟 (Pompeii Cave// 歩行距離:600m、歩行難易度:上級)

歩く距離は短いながらも急な岩場を上り下りしなければならないチャレンジングな洞窟です。

流華石や鋭利なナイフのような切り立った岩もごろごろしており、注意が必要です。

地表の切れ目にごつごつした岩を詰め込んだようなこの小さな洞窟は、太陽の光を拒絶するように漆黒の暗闇となっており、マイクロバットのようなコウモリが静かに息をひそめています。

駐車場から洞窟の入り口までは歩道が整備されています。

所要時間は約50分となります。

バヒニア洞窟 (Bauhinia Cave// 歩行距離:300m、歩行難易度:上級)

このバヒニア洞窟には地表にできたクレバスからごつごつした大きな丸岩を四肢を駆使し掴みながら、梯子を下りるように入っていきます。

鋭い切り立った岩場と大きな丸岩の作り出す自然の不思議を体感してみてください。

所要時間は約20分となります。

洞窟以外の自然の見どころ

チラゴーには洞窟以外にもその偉大な力を感じる自然の造形物やオーストラリア先住民のアボリジニの文化遺産があります。

バランシングロック(Balancing Rock// 歩行距離:440m、歩行難易度:中級)

微妙なバランスを取って大地にちょこんとつま先立ちしているように見えるこの大岩は、

絶好のインスタ映えポイントです。

岩場の遊歩道を進むと石灰岩が積みあがった先にこのバランシングロックを見ることができます。

さらにバランシングロックが立つ高台から見下ろせば、

地平線まで続く雄大な大地を感じることができます。

所要時間は約20分となります。

アーチウェイズ(Arch Ways// 歩行距離:220m、歩行難易度:初級)

半分開いた洞窟のようなこの岩のアーチは落葉樹の蔦の茂みに囲まれ、スキンクと呼ばれる小型のトカゲやコモンクロウ・バタフライと呼ばれるルリマダラ属の蝶々が日差しを避けて休んでいます。

地層を見せている岩肌と足元の赤土のコントラストが、異世界のような美しさを見せてくれます。

所要時間は約30分となります。

マンガナ・アボリジナルアート・サイト(Mungana Aboriginal Art Site// 歩行距離:50m、歩行難易度:初級)

アーチウェイズのお隣にあるこのマンガナ・アボリジナルアート・サイトでは、オーストラリア先住民族のアボリジニの壁画を間近に見ることができます。

歩行距離も短く遊歩道も整備されているので、お子様からご高齢の方にもおススメです。

所要時間は10分ほどとなります。

チラゴー精錬所跡 (Chillagoe Smelters)

1887年にジョン・モファットによる銀の発掘で注目され始めたチラゴー。

一旦は銀の価格暴落により閉鎖されたこの鉱山ですが、1896年にモファットが大手資本と提携することに成功します。

マリーバ地区から150kmのも距離の鉄道を建設することとなり、鉄道の完成時期に合わせるように1900年にこの精錬所の建設が開始されました。

1901年に鉄道が開通すると大規模な鉱物原料の運び入れと精錬された商品の輸送が可能になり、最盛期には1000人もの従業員を抱える精錬所となりました。

チラゴー自体は鉱物資源の豊富な土地ではなく、マウントガーネットを始めとする周辺地域から鉱物原料を鉄道で運び込む必要がありました。

1908年には労働者の賃金値上げおよび銅の価格下落、1909年には鉛の価格下落、さらに1911年には当時、鉱物供給を頼っていたイーサーリッジとの間の鉄道の橋が大雨で流されチラゴー精錬所が操業停止に追い込まれたりと数々の不運に見舞われました。

しかしながら1920年には第一次世界大戦により金属や銅の価格が上がり、その施設価値を見直したクイーンズランド州政府により資金援助を受けるに至ります。

建設当初に計画された精錬能力を活かしきることなく、資金援助を受けながら雇用確保のために操業を続けていたチラゴー精錬所はそれでも1932年には創業以来、最大量の銅の生産を達成しました。

ところが今度は第二次世界大戦が始まるとオーストラリア政府は国内の鉱物生産体制の効率化、高収益化の見直しを迫られ、毎年赤字を計上し生産能力の4分の1程度しか稼働しておらず千キロも離れた鉱山から鉱物材料を運び入れる必要のあった“採算の合わない“チラゴー精錬所は事業整理の対象となり、その40年あまりの歴史に幕を閉じました。

この40年の間にチラゴー精錬所は125万トンの鉱物を精錬し、6万トンの銅、5万トンの鉛、184トンの銀、5.1トンの金を精製しました。

1992年にクイーンズランド州より歴史的建造物として遺産指定されたチラゴー精錬所は現在、建物の内部に入ることはできず、駐車場から展望台を繋ぐ遊歩道からその赤土にそびえ建つレンガ造りの煙突と静かに佇む精錬所の全景を見ることができます。

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ケアンズから行ける近郊の観光地シリーズのその他の記事は下記よりご覧いただけます。

【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その② - ティナルー湖とダンバラ国立自然公園

【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その③ - ハーバートン・ヒストリック・ビレッジと花の村・ヤンガバラ

【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その④ - インノット温泉とウインディ・ヒル・ウインドファーム

【2022年版】 ケアンズから行ける近郊の観光地 その⑤ - 客車ホテルに泊まるアンダラ溶岩洞観光とサバンナランダー号の旅

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