ホワイトヘブンビーチ

ホワイトヘブンビーチ(Whitehaven Beach)は、ハミルトン島から10キロほどの距離にある、ウィットサンデー島にある長さ7キロにも及ぶ白い砂浜のビーチである。ホワイトヘブンビーチは、ハミルトン島、アーリービーチなどのウィットサンデー諸島周辺を訪れたからには、是非とも訪れたい観光ポイントとなっている。

ホワイトヘブンビーチの砂は明るい白色をしており、これは二酸化ケイ素を主成分とし、ガラスの原料ともなる純度98%のシリカによってできている。ウィットサンデー島を含めて周辺の岩石には、シリカがほとんど含まれていないため、何百年もの長い年月をかけて、海流によりホワイトヘブンビーチへ運ばれたものと考えられる。

この純白なシリアによるホワイトヘブンビーチの砂の粒子は大変細かく、携帯電話、カメラなどの隙間に入り込む可能性が高いため、ホワイトヘブンビーチでのこれらの精密電子機器の取り扱いには注意を要する。また、ホワイトヘブンビーチの砂は熱を蓄えないため、暑い日でも素足で砂浜を歩くことができる。

ハミルトン島からは、ホワイトヘブンビーチを訪れる半日、または1日のクルーズが運行されており、オーストラリア大陸側のセントラル・グレートバリアリーフのゲートウェイとなるアーリービーチからも、ハミルトン島経由でホワイトヘブンビーチへのクルーズが出ている。

ホワイトヘブンビーチの見どころには、7キロの長い純白のビーチに加えて、ヒルインレット(Hill Inlet)と呼ばれる、川の河口に白い砂が堆積し、そこに青い海水が流れ込んで縞状に美しい白と青のグラデーションを形成する入り江も見逃したくないポイントだ。

このホワイトヘブンビーチのヒルインレットへは、ハミルトン島からのクルーズツアーの場合、半日のホワイトヘブンビーチ・クルーズツアーでは行くことができず、1日のホワイトヘブンビーチ・クルーズツアーに参加する必要がある。

1日のホワイトヘブンビーチ・クルーズツアーに参加すると、ホワイトヘブンビーチからでる小舟に乗り換えヒルインレット近くまで移動し、展望台よりヒルインレットを見ることができる。

クルーズ船によるホワイトヘブンビーチへのツアーもよいが、少々料金は高くなるが、できれば小型飛行機、またはヘリコプターなどによる、ホワイトヘブンビーチを上空から見ることができるツアーに参加したい。

上空から眺めるヒルインレットの景色はまさに圧巻である。ツアーの中には、ホワイトヘブンビーチとヒルインレットを上空から眺めるだけのものと、水上飛行機、またはヘリコプターを利用して、ホワイトヘブンビーチに着陸するものとがあるので、エアーツアーを検討する場合はよく吟味すること。

ホワイトヘブンビーチには、サンゴ礁はなく、魚もほとんどいないので、シュノーケリングやダイビングには適さない。シュノーケリングやダイビングを楽しみたい場合は、クルーズ・ウィットサンデー社が運行するリーフワールド滞在が含まれたクルーズツアーなどを検討したい。

[caption id="attachment_2209" align="alignnone" width="720"]ホワイトヘブンビーチのヒル・インレット ホワイトヘブンビーチのヒル・インレット[/caption]

[caption id="attachment_2211" align="alignnone" width="720"]クルーズ・ウィットサンデーのクルーズマップ クルーズ・ウィットサンデーのクルーズマップ[/caption]

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