ハワイのワクチンパスポートの仕組み

2021年7月8日より、ハワイのワクチンパスポート受入れ対象が米国本土へ広げられ、次は日本かと期待とともに日本のマスコミでも大きく取り扱われました。

現時点では日本からハワイへの訪問は、ハワイ州指定の検査機関にて新型コロナウィルスの検査を受けて、ハワイ州指定の書式による陰性証明書の入手を条件に、ハワイ到着後の10日間の隔離が免除されています。

ワクチンパスポートによる新型コロナウィルスの検査と10日間の検疫免除は、米国本土とその領土からの旅行者に限られ、日本をはじめとする米国以外の国には現時点では認められていません。

しかしながら、ハワイにとって日本は最重要なマーケット、日本政府によるワクチンパスポートの発行が7月中にも予定あれており、ハワイの観光関連業者にも、日本へのワクチンパスポートによる検査と隔離の免除の期待が高まっています。

ハワイにおけるワクチンパスポートの詳細、参加条件、取得手続き、及び日本への受入れ対象拡大に関してレポートします。

ハワイのワクチンパスポートとは?

ハワイ州では、「セーフトラベル・プログラム」と呼ばれる、米国の他州と比較してより厳しい新型コロナウィルスに対する検疫システムが運用されています。

米国の他州からハワイを訪れる場合、現在でも10日間の検疫が必要になっていますが、ハワイ州指定検査機関の新型コロナウィルス陰性証明書を取得していれば、この10日間の検疫期間が免除されています。

2021年7月8日より、米国内またはその領土で「完全なワクチン接種」を受けた人は、ワクチン接種完了後15日目から、旅行前の新型コロナウィルスの検査が免除されて、検疫無しでハワイ州に入ることができます。

「完全なワクチン接種」とは、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチンは2回接種、ジョンソンエンドジョンソンのワクチンは1回接種したことを指します。

この米国またはその領土での完全なワクチン接種を条件として、新型コロナウィルスの検査を免除する制度を、ハワイ州政府は公式には「Vacconation Exception Program(ワクチン接種例外プログラム)」としていますが、一般的には「ワクチンパスポート」と呼ばれています。

現時点では、米国またはその領土外でのワクチン接種では、ハワイ州のワクチンパスポート制度に参加することはできません。米国またはその領土とは、米国の50州、アメリカのサモア、コロンビア特別区、ミクロネシア連邦、グアム、マーシャル諸島、北マリアナ諸島、パラオ、プエルトリコ、米領バージン諸島になります。

ニューヨークでのワクチン接種の様子

ハワイのワクチンパスポート受入れ条件

ハワイ州のワクチンパスポート受入れ条件は、以下の通りです。

  1. 米国またはその領土で、ファイザー、モデルナのワクチンを2回目接種、ジョンソンエンドジョンソンは1回接種、その接種後15日以上たっていること
  2. ワクチン接種の証明として以下の接種記録を所持していること
    • CDC(米国疾病予防管理センター)発行の「COVID-19 Vaccination Record Card(接種記録カード)」(推奨)
    • VAMS(ワクチン管理管理システム)のプリントアウトまたは証明書
    • DODDDフォーム2766C。
    • ワクチンの記録が記載されたSMARTヘルスカード(CommonPass経由でアップロードできます)
    • 医療提供者、または認定COVID-19ワクチン管理者によって提供されたワクチン接種の証明
  3. 接種記録には以下の情報が明確に記載されていること
    • 旅行者の名前と生年月日(旅行者のSafe Travelsアカウントの名前と公式の写真付きIDと一致する必要があります)
    • 接種ワクチンの種類(ファイザー、モデルナ、ジョンソンエンドジョンソンなど)
    • ワクチン接種が行われた日付
    • 各接種のロット番号
    • ワクチン接種の場所(米国内およびその領土に限る)

米国でワクチン接種を受けた人は、CDC(米国疾病予防管理センター)が発行する、「COVID-19 Vaccination Record Card(接種記録カード)」を受け取ります。

ハワイのワクチンパスポートの手続き

ハワイのワクチンパスポートの受入れに参加するには、以下の手続きが必要になります。

  1. ハワイ州政府が運用する「Mandatory State of Hawaii Travel and Health Form(ハワイ州トラベル&ヘルス必須申告フォーム)」のアカウントを作成
  2. 旅行者情報、ハワイ州への到着便情報などを入力
  3. ワクチン接種を証明する書類をアップロード
  4. 出発の24時間前以降、健康に関する質問票に回答を入力
  5. 登録メールアドレスにQRコードが送られる
  6. QRコードを印刷、またはスマートフォン等に保存

ハワイ到着後、QRコードを係員がスキャンし、米国運転免許証、パスポートなど写真付きの身分証明書と照合します。また、アップロードしたワクチン接種の証明書の原本またはコピーを持参してください。デジタルコピーも受け入れられますが、ハワイ州当局は印刷したものが推奨されています。

ハワイのワクチンパスポート受入れは日本も対象に?

現時点では具体的なスケジュールは出ていませんが、ハワイにとって日本は最重要なマーケットであり、早期に米国本土に続いて日本がハワイ州のワクチンパスポート受入れの参加国に加えられる可能性が高いと言えます。

日本政府が発行するワクチンパスポートは、7月中に実現する可能性があり、ハワイ政府に対するワクチン接種の証明の問題がクリアされます。

ハワイの観光関連業者の期待は高まっており、日本人のウェディングを手掛けるウェディング会社は、休業していた自社の結婚式場を9月より再開すること決定しています。

ハワイ州観光局日本支局長、ミツエ・ヴァーレイ氏は、TBSのニュースで以下のように述べています。

日本のワクチン証明書があれば事前検査なしで入れるようにしていくのが次のステップ。国際マーケットで最初に(対象に)入るのは日本なので州政府と協議を進めている。

ハワイ州観光局日本支局長、ミツエ・ヴァーレイ氏

ハワイのワクチンパスポートの仕組み よくある質問(FAQ)

日本でワクチン接種を完了しました。ハワイに行くことはできますか?

ワクチン接種の有無に関係なく、日本からハワイに訪問することは可能です。

ハワイに到着後10日間の検疫を避けるためには、ハワイ州政府指定の検査機関にて出発の72時間前以内にPCR検査を受け、新型コロナウィルスの陰性証明書を入手する必要があります。

現時点では日本でのワクチン接種、日本からの到着者に対して、ワクチンパスポートと呼ばれる、ワクチン接種を条件とした陰性証明書及び隔離の免除は行われていません。

ハワイ州は2021年7月8日より、米国およびその領土でワクチン接種が完了した旅行者に対して、ワクチンパスポートの制度を開始され、それが日本などの米国外にも拡大されることが期待されています。

ハワイのワクチンパスポートとはどのようなものですか?

2021年7月8日より、米国内またはその領土で「完全なワクチン接種」を受けた人は、ワクチン接種完了後15日目から、旅行前の新型コロナウィルスの検査が免除されて、検疫無しでハワイ州に入ることができます。

この米国またはその領土での完全なワクチン接種を条件として、新型コロナウィルスの検査を免除する制度を、ハワイ州政府は公式には「Vacconation Exception Program(ワクチン接種例外プログラム)」としていますが、一般的には「ワクチンパスポート」と呼ばれています。

ハワイのワクチンパスポート受入れの条件となっている、「完全なワクチン接種」とはどういう意味ですか?

「完全なワクチン接種」とは、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチンは2回接種、ジョンソンエンドジョンソンのワクチンは1回接種したことを指します。

現在日本はハワイのワクチンパスポート受入れの対象外ということですが、日本にも拡大される可能性はありますか?

はい、ハワイのワクチンパスポートの受入れ対象が日本へも拡大される可能性はあると思います。

現時点では具体的なスケジュールは出ていませんが、ハワイにとって日本は最重要なマーケットであり、早期に米国本土に続いて日本がハワイ州のワクチンパスポートの参加国に加えられる可能性が高いと言えます。

日本政府が発行するワクチンパスポートは、7月中に実現する可能性があり、ハワイ政府に対するワクチン接種の証明の問題がクリアされます。

本情報の注意事項

掲載されている情報は執筆時のものです。特に新型コロナウィルスの水際対策に関して、日々手続き、対策は変化していますので、現在の状況と異なっている場合もあります。

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